2025年8月14日夜から15日未明にかけて、大阪・関西万博では交通トラブルにより帰宅困難者が発生しました。しかし、会場内では思わぬ形で「オールナイト万博」が実現。各国パビリオンやスタッフ、警備員、警察が協力し、来場者が安心して楽しい時間を過ごせるよう工夫が凝らされました。
パビリオンの緊急開放
- オランダ館:展示スペースを臨時休憩所に転用。床にマットを敷き、来場者は靴を脱いで横になれるよう配慮。壁面の大画面にはオランダの自然映像が流れ、穏やかな雰囲気に
- ポルトガル館:館内カフェを深夜営業に切り替え、温かいスープや軽食を格安で提供。「寒くなかった?」とスタッフが声をかけるなど、きめ細かな対応が見られた
ダンスと音楽で気分転換
深夜にも関わらず、一部パビリオンではミニステージを活用してスタッフによるダンスパフォーマンスを実施。
- ラテン音楽に合わせた簡単なダンスに来場者が飛び入り参加
- 子どもたちは輪になって踊り、大人も自然と笑顔に
「夜中なのに、まるでフェスみたい!」という声もあがった
水や飲料の無料配布
万博運営スタッフや警備員、警察官が連携して、会場内数カ所でペットボトルの水を配布。
- 長蛇の列にも「寒くないですか?」「足元気をつけて」と声をかける心遣い
- 外国人観光客には英語やポルトガル語で案内
来場者の声
- 「最初は不安だったけど、スタッフが笑顔で対応してくれて安心した」
- 「オランダ館の映像とBGMでリラックスできた。まるで旅行に来たみたい」
- 「ポルトガル館のスープが体に染みた」
まとめ
予期せぬ一夜だったにもかかわらず、オランダ館・ポルトガル館、そして多くのスタッフ・警備・警察の対応によって、多くの来場者が楽しい思い出に変えることができました。困難な状況でも、心をほっとさせる人の力が万博の魅力を再確認させてくれました。