2025年8月11日、熊本市内は断続的に降り続く大雨により、河川の水位が急激に上昇しています。特に熊本市中央区を流れる**井芹川(いせりがわ)**は、11日午前2時ごろ、水位が非常に危険な状態に達しました。

この記事では、井芹川の状況と、周辺地域にお住まいの方が今すぐ取るべき行動について詳しく解説します。

1. なぜ井芹川の状況が深刻なのか?

井芹川は熊本市の中心部を流れる河川であり、周辺には住宅地が広がっています。この井芹川が危険な状態になると、以下のリスクが高まります。

  • 低い土地の浸水: 河川から水が溢れなくても、急激な水位上昇によって、周囲の低い土地から水が染み出し、浸水被害が発生する可能性があります。
  • 河川の氾濫: 堤防を越えて水が溢れ出す「氾濫」が起こると、広範囲にわたって甚大な被害が発生します。家屋の倒壊や、命に関わる事態に発展するおそれがあります。

2. 午前2時ごろの井芹川(熊本市中央区島崎)の状況

午前2時頃の時点では、井芹川の水位は急激に上昇し、氾濫の危険性が高まっていました。

  • 水位情報: 国土交通省が提供する水位情報によると、井芹川の水位は警戒水位を大きく超え、さらに上昇傾向にありました。
  • 現場の状況: 暗闇の中、河川の水位上昇を確認するのは困難ですが、川の水音がいつもと違うと感じたり、河川沿いの道路が冠水している場合は、非常に危険なサインです。

3. 住民の皆様が今すぐ取るべき行動

熊本市からの避難情報が出ていなくても、ご自身の命を守るための行動を最優先にしてください。

  1. 高所への避難: まずは、ご自宅の2階や、近隣のより高い建物など、安全な場所に避難してください。
  2. 避難情報の確認: テレビ、ラジオ、スマートフォンの防災アプリなどで、熊本市からの避難指示や避難勧告の情報を常に確認してください。
  3. 危険な場所には絶対に近づかない: 水位が上昇した河川や用水路には絶対に近づかないでください。見た目よりも流れが速く、足元をすくわれる危険があります。

4. 最新の河川状況を確認するには

現在の井芹川の状況は、以下のライブカメラでリアルタイムに確認できます。

大雨はまだ降り続いています。夜間の避難は危険を伴うため、明るいうちに避難することが理想ですが、もし今から避難する場合は、周囲の状況に十分注意して行動してください。無事に朝を迎えられるよう、最大限の警戒を続けましょう。

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