― 正面からぶつかるという“覚悟の選択” ―
こんにちは。今回はちょっと攻めたテーマでお届けします。
「パワハラ上司に売られたケンカ、あえて買ってみたらどうなったのか?」という実録・実話ベースのブログ記事です。
正面からぶつかることは、リスクもありますが、一部の人にとっては突破口になることもあるのです。
この記事では、具体例を通して「闘う選択」のリアルをお届けします。
◆ 前提:なぜ“売られたケンカを買う”のか?
パワハラ上司に耐え続ける選択もある。
逃げる(転職・異動)という選択もある。
けれど、**「あえて正面から立ち向かう」**という第三の選択をする人もいます。
その背景には、こんな思いがあります:
- 「自分だけが我慢するのはおかしい」
- 「これ以上、部下が傷つくのを見たくない」
- 「正論が通らない会社に未来はない」
この行動は、決して軽率な“逆ギレ”ではありません。
**「自分の尊厳を守るための覚悟の選択」**なのです。
◆ 実例①:会議中の人格否定に正面から反論
■状況:30代男性・営業職
会議中に上司から「お前のプレゼンは小学生レベルだな」と笑われる▶反撃:「発言が不適切です。業務に関係ない侮辱はやめてください」
→ その場の空気が凍りつく。上司は一瞬キレかけたが、周囲が静止▶結果:
- 社内で「よく言った」と評価される空気も
- 上司との関係は冷えたが、露骨なパワハラは減った
- 人事から非公式にヒアリングあり → 実質“牽制”が入った
✅【教訓】
冷静な言葉で正論をぶつけると、味方が出てくることもある。
ただし感情的にならず、「パワハラ発言」という“事実”を指摘するのがコツ。
◆ 実例②:執拗な残業指示に「拒否」で対抗
■状況:20代女性・経理職
毎日終業30分前に急な仕事をふられる → 拒否できない空気▶反撃:「これは業務時間内に処理できる範囲を超えています。
事前の計画がない急な指示には対応できません」
→ 業務指示をすべてメールで返信し、記録に残すように▶結果:
- 上司はムッとしたが、それ以降「急な残業」は激減
- 他部署の課長から「あなたのやり方、正しいよ」と声をかけられる
- 社内でも“ちゃんとモノを言える人”という評価が生まれた
✅【教訓】
ノーと言うことは悪ではない。
記録を残し、言動の一貫性を保つことで、むしろ信頼がついてくる。
◆ 実例③:人事に「正式に抗議」したら?
■状況:40代男性・技術職
長年のパワハラ上司に耐えきれず、ついに人事に正式申し立て▶反撃:
- メモ、録音、メールのログを整理し提出
- 他の社員も証言に協力
▶結果:
- 上司は「指導方法に問題があった」として降格
- 本人は異動 → 別部署で心機一転、活躍中
- 社内の空気が「パワハラに声を上げていい」方向に変わった
✅【教訓】
証拠と連携があれば、組織も動く。
1人で抱え込まず、周囲と協力することが重要。
◆ 売られたケンカを買う前に考えておきたいこと
ケンカを買うという選択は、「やり方」次第で成果にもなるが、「やり方を間違える」と逆効果にもなります。
以下の点は、必ず押さえておきましょう。
✔ 冷静で事実ベースの言葉を使う
感情的な反論は「逆ギレ」にされかねません。
「あなたが悪い」ではなく、「この発言・指示は適切ではない」と伝える。
✔ 記録・証拠は必ず残す
「言った・言わない」を避けるため、会話はできる限りメール・録音・日記などに残す。
✔ 味方をつくる
一人で立ち向かうのはリスクが高い。
同僚・人事・外部の労働相談窓口など、**“第三者の目”**を味方につける。
◆ それでも「心を壊しそう」と思ったら…
闘うのが正解とは限りません。
もし心がすでに限界なら、逃げる勇気の方がはるかに尊い。
- 産業医の受診
- メンタルクリニックへの相談
- 一時的な休職
- 他部署への異動願い
- 転職という選択
命より大事な仕事はありません。
◆ 最後に ― あなたの正義は、間違っていない
ケンカを買う勇気は、簡単には持てません。
それでも立ち上がった人たちは、「誰かが声を上げなければ、何も変わらない」と知っていたのです。
もし、あなたの職場で誰かが理不尽に苦しんでいるなら。
もし、自分自身が苦しんでいるなら。
声を上げることは、きっと誰かの希望になります。