1. 感染男性の行動歴:1月20日が運命の分かれ道

東京都の発表によると、感染が確認された30歳代の男性は、発症前の**1月20日(火)**に以下のルートで行動していました。

  • 移動: 午前11時40分頃〜午後0時半頃、**JR京葉線(新習志野駅 〜 東京駅)**を電車で移動。
  • 観劇: 午後0時45分〜午後4時半頃、東京宝塚劇場(千代田区有楽町)に滞在し、公演を観劇。
  • 帰路: 午後5時以降、再び東京駅から千葉方面へ帰宅。

男性はその後、発熱、頭痛、発疹などの症状が出現。複数の医療機関を受診した末、1月27日に「麻疹(はしか)」と確定診断されました。

2. なぜこれほどまでに騒ぎになっているのか?

「はしか」は、インフルエンザや新型コロナウイルスとは比較にならないほど、驚異的な感染力を持っています。

  • 空気感染する: マスクをしていても、同じ空間にいるだけで感染する可能性があります。手洗いやうがいだけでは防げません。
  • 免疫がないとほぼ100%発症: 過去に感染したことがなく、ワクチンを2回接種していない人が感染者に接触すると、ほぼ確実に発症すると言われています。
  • 不特定多数への露出: 東京宝塚劇場は約2,000人を収容する密閉空間。さらに混雑するJR京葉線での移動もあり、都は「不特定多数と接触した可能性がある」と重く見ています。

3. 1月20日に同じ場所にいた方へ:チェックすべき3項目

もしあなたが1月20日に東京宝塚劇場、あるいはJR京葉線を利用していたなら、以下の点を確認してください。

① 自分の「ワクチン接種歴」を調べる

母子手帳を確認し、麻疹(またはMR)ワクチンを**「2回」**接種しているか確認してください。2回打っていれば、感染するリスクは極めて低くなります。

② 体調の変化に注意する(2月の連休明けまで)

はしかの潜伏期間は最大で21日間(通常10〜12日間)です。2月10日頃までは、以下の症状が出ないか注意深く観察してください。

  • 38℃前後の発熱、咳、鼻水(風邪にそっくりです)
  • その後、一度熱が下がった後に39℃以上の高熱と全身の発疹
  • 口の中に白い斑点(コプリック斑)が出る

③ 症状が出たら「いきなり病院に行かない」

これが最も重要です。 「はしかかも?」と思ったら、事前に必ず電話で医療機関に連絡し、「1月20日に宝塚劇場(または京葉線)にいた」ことを伝えてください。

※直接受診すると、待合室で他の患者さんに感染を広げてしまう恐れがあるため、隔離室などでの受診が必要になります。


4. まとめ:宝塚の華やかな思い出を、健康なまま守るために

舞台の余韻に浸っている最中のショッキングなニュースですが、正しく恐れることが大切です。特に2026年は、海外からの流入などで全国的に「はしか」の散発的な流行が報告されています。

「自分は大丈夫」と思わず、まずは自身のワクチン履歴をチェックしましょう。そして、少しでも体調に異変を感じたら、勇気を持って外出を控え、保健所や医療機関の指示を仰いでください。

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