2025年8月12日、日本列島は不安定な天気となっており、全国の広い範囲で急な激しい雨に注意が必要です。特に、これまでの記録的な豪雨で大きな被害が出た九州北部では、雨は峠を越えたものの、依然として土砂災害に厳重な警戒が求められます。

今回は、今日の天気のポイントと、特に危険な九州北部の現状について、具体例を交えて解説します。


1. 全国で注意すべき「急な激しい雨」とは?

今日の天気予報で言われている「急な激しい雨」は、私たちが普段経験する夕立とは一味違います。

  • 具体例:
    • 雷鳴を伴う雨: ゴロゴロと雷が鳴り始めると、その後数分で、視界が遮られるほどの激しい雨が降り始めることがあります。
    • 短時間での集中豪雨: 「1時間に50ミリ」といった、傘が全く役に立たないほどの雨が、局地的に降る可能性があります。
    • ゲリラ豪雨: 予測が難しく、急に降り出すため、外出中に遭遇すると、一気に道路が冠水したり、地下道が浸水したりする危険があります。

こうした雨に備え、外出時は気象情報をこまめに確認し、雨具を携帯することが重要です。


2. 九州北部:雨は峠を越えたが、土砂災害リスクは高いまま

九州北部では、これまでの記録的な豪雨により、すでに地盤が大きく緩んでいます。

  • 具体例:
    • これまでに観測された雨量は、平年の年間降水量の3分の1に達する地域もあります。
    • 地面はスポンジのように水を吸い込み、もはやこれ以上水を保持できない状態です。

このような状況では、たとえ雨が小康状態になったとしても、非常に危険な状態が続いています。

なぜ危険なのか?

  • 時間差で発生する土砂災害: 地中に染み込んだ雨水が、時間をかけて地盤を弱らせていきます。そのため、雨がやんでから数時間、あるいは数日後に土砂崩れが発生することがあります。
  • 小さな雨でも危険: 地盤が緩んでいるため、わずかな雨でも、土砂崩れやがけ崩れを引き起こす引き金になることがあります。

3. 今、九州北部で取るべき行動

雨が弱まっても、決して油断は禁物です。

  • 不用意に近づかない: 土砂崩れの危険がある崖や斜面には、決して近づかないでください。
  • 避難の判断: 自治体から避難情報が出ている場合は、必ずその指示に従ってください。
  • 異変に注意: 「土のにおいが強くなった」「斜面から水がしみ出している」など、普段と違う異変に気づいたら、すぐに安全な場所に避難してください。

まとめ:安全第一で行動しましょう

今日の天気は、全国的に不安定です。

「急な激しい雨」に備え、外出時は最新の気象情報を確認しましょう。そして、九州北部の皆さんは、雨がやんだからといって安心せず、引き続き土砂災害への警戒を怠らないでください。

一人ひとりの「安全第一」の行動が、命を守ることにつながります。

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