今年の夏も、記録的な猛暑が続いています。連日、命の危険を感じるほどの暑さで、全国各地で熱中症アラートが発令されています。今回は、40℃超えの気温を何度も経験してきた私が、そのリアルな体感と、この夏を乗り切るための「生存戦略」についてお話しします。

40℃超えの世界は、想像を絶する

「40℃」と聞いても、ピンとこない方もいるかもしれません。しかし、その世界は私たちが経験してきた「暑い夏」とは全くの別物です。

  • 「熱波」が襲ってくる感覚:外に出た瞬間、まるで巨大なドライヤーの熱風を浴びせられたような感覚に襲われます。呼吸する空気自体が熱く、肺に熱気が入ってくるのがわかります。
  • アスファルトからの照り返し:地面からの熱気が強烈で、下半身からどんどん熱が体に伝わってきます。歩いているだけで、体力が奪われていくのを感じます。
  • 汗が止まらない:少し動いただけでも、滝のように汗が噴き出します。体の水分がどんどん失われていくのがわかり、脱水症状への恐怖が常に付きまといます。

この夏を生き抜くための「生存戦略」5か条

この異常な暑さから身を守るためには、従来の暑さ対策だけでは不十分です。私が実践している「生存戦略」を5つご紹介します。

1. 積極的に「冷たいもの」を体に取り入れる

水を飲むだけでは不十分です。凍らせたペットボトルや保冷剤を首や脇の下に当てたり、冷たいタオルで顔や首を冷やすなど、体温を直接下げる工夫が必要です。コンビニのアイスや冷たい飲み物も、積極的に活用しましょう。

2. 外出時間を「極限まで減らす」

猛暑日には、日中の外出は避けるのが鉄則です。どうしても外出する必要がある場合は、早朝や夕方以降に予定を組みましょう。たった数分の外出でも、予想以上に体力を奪われます。

3. 家の中でも「エアコンを我慢しない」

電気代を気にしてエアコンを我慢するのは、命の危険に直結します。昼夜問わず、無理のない範囲でエアコンを使い、部屋の温度を適切に保ちましょう。扇風機を併用することで、効率的に部屋を涼しくできます。

4. 食べやすいもので「栄養補給」を欠かさない

食欲が落ちやすい夏ですが、栄養補給は不可欠です。冷たい麺類やさっぱりとしたスープ、ゼリーなど、食べやすいものでも構いません。食事を抜くと熱中症のリスクが高まります。

5. 自分の体調に「異常な変化」はないか、常にチェックする

「少しめまいがする」「頭がぼーっとする」といった小さなサインも見逃さないでください。これらの症状は、熱中症の初期症状かもしれません。少しでも体調に異変を感じたら、すぐに涼しい場所に移動し、水分や塩分を補給しましょう。

最後に

今年の夏は、まさに「事件」です。一人ひとりが危機感を持って行動することで、この猛暑を乗り切ることができます。自分自身の命を守るため、そして大切な人の命を守るために、無理のない範囲で「生存戦略」を実践していきましょう。

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