はじめに

職場には様々な人がいますが、中には勤務時間の半分を堂々と熟睡して過ごす係長という、信じられない存在に直面することもあります。
課長も注意をやめ、周囲も諦めムード…。そんな状況で現場の士気は低下し、真面目に働く社員ほどストレスを募らせるでしょう。

この記事では、実際の職場事例を交えながら、このような「寝たい放題の係長」にどう向き合うべきか、具体的な対処法を考えます。


1. 現場で見られる「熟睡係長」の実態

具体例

  • 事例1:朝からいきなり仮眠モード
    始業30分でデスクに突っ伏して熟睡。電話が鳴っても出ず、周囲が対応。
  • 事例2:午後の会議中に高いびき
    会議資料を持ちながら眠り込む。課長や他のメンバーも諦め顔。
  • 事例3:誰も注意しなくなった結果、放置状態に
    最初は課長が注意したが、改善が見られず「無視が一番」と放置。結果、寝ることが「常態化」。

2. なぜ改善されないのか?背景にある要因

  • 管理職側の放置:課長も「言っても無駄」と諦めている。
  • 職場の同調圧力:「もう誰も注意しないし、放っておこう」という雰囲気が蔓延。
  • 人事・評価制度の甘さ:問題行動があっても人事査定に響かない。

この「諦めの空気」が熟睡係長を増長させ、組織全体のモラル低下を引き起こします。


3. 対処法:個人が取れる現実的な行動

(1) 記録を残す

具体例

  • いつ、どれくらい寝ていたかを客観的に記録(スマホのメモや日報に残す)。
  • チーム業務に支障が出た具体的な場面(電話対応、資料遅延など)を記録。
    →後に人事や上層部へ相談する際の根拠となる。

(2) チームで共有し、個人の問題から「組織課題」に引き上げる

具体例

  • 「自分だけが不満」ではなく、同僚数名で問題意識を共有し、課長や人事に「チームへの影響」として相談。
  • 例:「係長が勤務中の半分以上寝ているため、電話対応や業務分担が偏り、残業が増えています」

(3) 人事・総務へエスカレーション

具体例

  • 人事部の相談窓口を活用し、「勤務態度の著しい不良」として報告。
  • 企業によっては「匿名通報窓口(コンプライアンス窓口)」が設けられている場合もある。

4. それでも改善しない場合の選択肢

  • 業務分担を明確に線引きする:自分の仕事量を守るために、係長の分まで抱え込まない。
  • 人事評価の材料にする:上長・人事が動きやすいよう、記録を提出する。
  • 転職を検討:あまりに改善されず、職場の士気も落ちているなら、環境を変える選択肢も。

5. 実際にあった成功例

  • 例1:複数人で人事に報告→配置転換
    記録と証拠を複数人で提出し、係長が他部署へ異動。
  • 例2:課長経由で改善勧告→勤務態度が改善
    課長が「証拠付き」で注意したことで、係長も居眠りを減らす結果に。
  • 例3:放置の末、査定ダウンで自主退職
    評価に反映され、自然退職となったケースも。

まとめ

勤務中に熟睡を繰り返す係長は、職場全体のモラルを崩す大きな要因です。
しかし、個人で直接注意するよりも「客観的記録」「複数人での相談」「正式ルートでの報告」といった組織的なアプローチが効果的です。

「放置する空気」を変えることが第一歩。問題を見て見ぬふりせず、証拠を積み重ねて、職場環境を改善していきましょう。

投稿者 ブログ書き