🔥 2025年7月、東京都心で35度超え

2025年7月7日午前11時、東京都心(千代田区)で35.0度を観測。
これは「猛暑日」と定義される気温で、7月上旬に35度を超えるのは観測史上でもかなり早い部類に入ります。

【なにが異常なのか?】

  • 平年の猛暑日は7月下旬〜8月中旬に集中
  • 今年は梅雨明け前にも関わらず猛暑日
  • 都内では7月上旬だけで熱中症による救急搬送が1000人超

🌡 この暑さ、いつまで続くの?

気象庁と日本気象協会の長期予報では、以下のような傾向が指摘されています。

【短期予報(7月中旬まで)】

  • 梅雨前線が南下しきれず、晴れれば猛暑・曇れば高湿度
  • 東京都心では33〜36度が断続的に続く見通し

【中期〜長期予報(7月下旬〜8月)】

  • 太平洋高気圧が強まり、本格的な“酷暑期”に突入
  • 特に8月前半は「危険な暑さが広範囲で続く」と予測
  • 都心の最高気温は37度超えの可能性もあり

🧊 暑すぎて“日常生活”が破綻している現実

【例1】外出できない高齢者の急増

練馬区に住む80代女性のケース:

「昔は夏でも買い物に出られたのに、今は朝8時でも暑くて動けない。息苦しくて外出が怖い。」

【例2】学校の“屋外活動”は次々中止

都内の中学校では、運動部の練習が午前9時までに終了という異例の対応。
プール授業すらも「熱中症のリスク」で中止になるケースが出ています。

【例3】仕事もままならない

外回りの営業マンは「日中はオフィスでメール対応、外には出られない」と発言。
工事現場では午後の作業を中止し、作業日数の遅延・コスト増につながる事態も。


🧠 すでに「外に出られない国」になりつつある?

近年の夏は「暑い」では済まされません。もはやこれは“気候災害”の領域です。

年度猛暑日(35度以上)の年間日数(東京都心)
2010年8日
2020年14日
2023年22日
2024年27日
2025年(予測)30日以上?

このペースでは、“1ヶ月以上が猛暑日”という未来も現実味を帯びてきます。


🌏 地球温暖化の影響は、もはや実感レベル

  • 平均気温の上昇(東京では過去50年で+2.9℃)
  • 夜間の気温が下がらない「熱帯夜」も増加
  • 都市部のヒートアイランド現象が拍車をかける

気象庁の研究によると、2050年には東京の夏は現在の東南アジア並みになると予想されています。


😱 来年はもっと過酷に?

現在のトレンドが続けば、2026年夏には「日中に外出するのが危険な国」という状況が本格化する可能性があります。

  • 学校や職場が“夏期休業”を長期化
  • 屋外イベントはすべて“夜間”にシフト
  • 「昼は外に出ない」社会モデルの構築が必要に

✅ 対策:今からできることは?

【個人レベル】

  • 外出は朝7時まで or 夜8時以降
  • 冷房の活用(28度以下、湿度60%以下が目安)
  • 日傘・冷却グッズ・モバイル扇風機を携帯
  • 熱中症警戒アラートの活用

【社会・行政レベル】

  • 木陰やミストスポットなど“涼しさの都市設計”
  • 公共施設の開放・避難型クールシェルターの整備
  • 学校や職場での「猛暑対応マニュアル」の徹底

🔖 終わりに:「暑さで外出できない社会」は現実になる

今年の猛暑は序章にすぎず、“気候適応”という新しい日常への備えが求められています。

「まだ夏は始まったばかり」「来年はもっと暑くなるかもしれない」

——そんな前提で、今できる対策を始めることが、生き延びる鍵になるのです。

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