はじめに
「まだ梅雨明けしてないのに、なんでこんなに暑いの…?」
そんな声がSNSでも現実でも飛び交っています。2025年の夏は、まだ本格的な夏に突入する前から猛暑日寸前の暑さが続き、通勤ラッシュと重なって、多くの会社員が“地獄のような朝”を過ごしています。
その象徴ともいえるのが「満員電車×スーツ」という、現代日本の苦行スタイルです。
1. 朝7時で30度?異常すぎる気温上昇
例えば、2025年6月末、東京都心では午前7時の時点で29.6度を記録。
日が昇った瞬間から湿気と熱気に包まれ、アスファルトの照り返しで体感温度はすでに35度超。
そんな中、長袖のワイシャツ、ジャケット、革靴を身につけて歩くサラリーマンの姿は、まるで“修行僧”。
「駅に着いた時点で、すでにシャツが汗でびしょびしょ…」
「会社着く前に汗で気力が削られる」
という声が続出しています。
2. 地獄の満員電車:逃げ場なしのサウナ状態
朝の通勤ラッシュといえば、ただでさえ身動きの取れない満員電車。そこに“猛暑”が加わると、それはもうサウナ状態。
- エアコンが効いているはずなのに、熱気と人の密度で意味をなさない
- 車内で汗をかく→汗のにおい→周囲の視線が気になる
- ワイシャツが背中に張り付き、不快感がMAX
ある会社員(30代・男性)はこう語ります:
「夏じゃないからクールビズの許容ラインが曖昧で、上司から『ちゃんとジャケット着ろ』って言われる。でも暑すぎて無理。ストレスしかないです。」
3. なぜまだスーツ文化にこだわるのか?
世界ではビジネスカジュアルやTシャツ勤務が進む中、日本ではいまだに「スーツ=誠実」「ネクタイ=ビジネスマナー」という価値観が根強く残っています。
とくに中堅・大企業では「見た目」で評価されることが多く、暑さよりも“空気を読む”ことが優先されがちです。
- 「外回りでスーツ着てる=頑張ってる」
- 「ジャケットを脱ぐのは礼儀に反する」
こうした“昭和的価値観”が今なお温存されているのが実情です。
4. そろそろ変えませんか?「夏の働き方改革」
命の危険すらある猛暑の中、なぜ日本人だけがスーツで耐えているのか。この状況は明らかに時代遅れです。
例えば:
- ヨーロッパの多くの企業では、気温30度を超えるとTシャツ・短パン勤務がOK。
- アメリカのシリコンバレーでは、Tシャツとジーンズで取引先に行くことも普通。
- 台湾やシンガポールでは、政府主導で夏季のビジネスカジュアルを推進しています。
それに対し日本では、「一応クールビズ期間だけど、お客様対応あるから着ないといけない」といった、あいまいなルールに縛られ続けています。
5. まとめ:我慢の限界はすぐそこ
2025年、日本の気候はもう「四季」ではなく「夏とそれ以外」になりつつあります。
そんな中で、毎日スーツを着て満員電車に乗るという生活は、もはや苦行以外の何物でもありません。
熱中症のリスク、メンタルへの悪影響、そして生産性の低下——
そろそろ「見た目より命」「空気より効率」を重視する働き方が必要ではないでしょうか?
最後に
この夏、「自分の命は自分で守る」ことを大前提に、会社のルールにただ従うのではなく、体調と相談して“服装の自由”を勝ち取りましょう。
このブログを読んでくださった皆さんが、一人でも多く快適な通勤と働き方を実現できることを願っています。