2025年の参議院選挙が近づく中、SNSでは「#参政党に投票してはいけない」というハッシュタグが拡散され、ネット上では激しい議論が巻き起こっています。しかし、このネガティブキャンペーンが思わぬ“逆効果”を生んでいるとしたらどうでしょうか?実は、参政党への批判が、その存在感をますます強める結果につながっているのです。今回は、その背景と実例を交えて詳しく解説していきます。
1. なぜ「#参政党に投票してはいけない」が生まれたのか?
「#参政党に投票してはいけない」は、X(旧Twitter)を中心に一部の政治系インフルエンサーや他党支持者たちが使い始めたタグです。背景には、参政党が急速に支持を伸ばしていることへの警戒感があります。特に地方都市や子育て世代、保守層の若年層での支持拡大が目立ち、「無視できない存在」になってきているのです。
2. ネガティブキャンペーンが“追い風”になる理由
① 無党派層や若者が「逆張り」思考に反応
現代の若者やネット世代には、「言論を封じるような空気」や「一方的な批判」に対して反発する傾向があります。「投票するな」と言われることで逆に「じゃあ調べてみよう」「本当に悪いのか?」と興味を持たせる構造ができています。
例:TikTokやYouTube Shortsで「#参政党に投票してはいけない」に言及しながら、逆に参政党の主張を紹介する動画がバズっている。
ある若手クリエイターは「こんなに叩かれてるってことは、何か本当のことを言ってるんじゃないか?」というスタンスで紹介し、数十万回再生を記録。
② 他党の焦りが透けて見える
「#○○に投票してはいけない」というような露骨なキャンペーンは、どこか不自然で、むしろ参政党に対する“脅威認定”のように映ります。「あれだけ叩かれてるってことは、既得権層には都合が悪い存在なのかもしれない」と感じる人が増えています。
例:主要野党や与党の支持者が一斉に参政党批判を展開した結果、「なぜそこまで必死に?」という冷静な目線が広がる現象が起きている。
一部のXユーザーは「共産党支持者も自民党支持者も叩いている。ということは、参政党は“本当に中間”なのかも」と投稿し、共感を呼んでいる。
3. メディアの「報道しない自由」とネットの情報拡散
参政党に関しては、テレビや大手新聞が積極的に取り上げない、あるいは「陰謀論」「極端」といったレッテル張りに終始してきた過去があります。しかし、今ではSNSやYouTube、ニコニコ動画などを通じて、党の政策や街頭演説が「直接」届くようになっており、既存メディアの報道と実態のギャップに気づく人が増えてきています。
4. 参政党の強みとは?
参政党は、「教育の立て直し」「食と健康の安全保障」「外交と安全保障の強化」「国民に主権を取り戻す」といった、具体的かつ直感的に響く政策を掲げています。また、街頭演説では他党が避けるテーマ(マスコミの偏向報道、グローバリズム、ワクチン政策など)にも切り込むことで、「本音」を語る政党というイメージを確立してきました。
例:東京・新宿で行われた街頭演説では、メディアを信用できないという声をあえて正面から受け止め、「テレビが言わない真実を伝える」と断言。数百人規模の聴衆が詰めかけ、SNSで拡散された。
5. 結論:「叩かれている=注目されている=勢いがある」
結局のところ、参政党のような新しい勢力が急伸するタイミングでは、既存勢力からの批判が強まるのは避けられません。そして今、それがあからさまな形で行われているからこそ、多くの人に「何かあるのでは?」と思わせてしまっているのです。
参議院選挙は「空気」で大きく流れが変わる場面もあります。2025年の選挙では、この“逆風が追い風になる”現象がどこまで続くのか、大いに注目されるところです。