2025年8月12日午前6時34分頃、愛媛県中予を震源とする地震が発生しました。マグニチュード3.8という、それほど大きくない規模の地震でしたが、周辺地域では揺れを感じた人もいたようです。
今回は、この地震の概要と、私たちが普段経験する地震の「震度」について、具体例を交えながら詳しく解説します。
1. 今回の地震の概要
気象庁の発表によると、今回の地震の詳細は以下の通りです。
- 発生日時: 2025年8月12日午前6時34分頃
- 震源地: 愛媛県中予
- マグニチュード: 3.8
- 震源の深さ: 約40キロメートル
- 最大震度: 1(広島県、山口県、愛媛県などで観測)
幸いなことに、この地震による津波の心配はなく、大きな被害の報告もありません。
2. 「震度1」の揺れって、どれくらい?
今回の地震で観測された最大震度は「1」でした。これは、私たちが揺れをどのように感じるかを示すものです。
- 具体例(震度1):
- ほとんどの人は揺れを感じません。
- しかし、家の中でじっとしている人や、高い階にいる人の中には、わずかな揺れを感じる人がいます。
- 例: 「あれ?気のせいかな?」と感じる程度の揺れです。天井から吊るされたものが、わずかに揺れる程度かもしれません。
このように、震度1の揺れは日常生活にほとんど影響を与えませんが、地震が発生したという事実を知らせる重要な情報です。
3. 「マグニチュード」と「震度」の違い
地震のニュースを聞くと、よく「マグニチュード」と「震度」という2つの言葉が出てきますが、この違いを理解することが大切です。
- マグニチュード:
- 地震そのものの規模やエネルギーの大きさを表す指標です。
- 例えるなら、**「地震の総エネルギー」**です。マグニチュードが大きいほど、地震そのものが持つエネルギーが大きくなります。
- 震度:
- ある場所での揺れの強さを表す指標です。
- 例えるなら、**「その場所での揺れの感じ方」**です。震源に近い場所ほど震度は大きくなり、遠い場所ほど小さくなります。
今回の地震の場合、マグニチュードは3.8と比較的大きかったものの、震源が深かったり、観測地点から距離があったりしたため、地表での揺れの強さを示す震度は小さかったと考えられます。
4. 備えあれば憂いなし
今回の地震では被害はありませんでしたが、日本はいつどこで大きな地震が起きてもおかしくない国です。
この地震をきっかけに、今一度、ご家庭の防災グッズの確認や、家具の転倒防止対策などを見直してみるのはいかがでしょうか。