2025年8月14日、大阪・関西万博の会場と大阪市内を結ぶ大阪メトロ中央線が一部区間で運転を停止しました。大阪メトロによると、コスモスクエア駅〜大阪港駅間で設備点検が行われており、この影響で中央線の夢洲駅から長田駅の間で運転を見合わせています。

万博会場に取り残される来場客

この時間、万博会場にはまだ多くの来場者が残っており、帰路につこうとした来場客が駅前で足止めされる状況が発生。

  • 会場を訪れていた家族連れの父親は「子どもが疲れて眠ってしまったが、タクシーも長蛇の列で困っている」と話す
  • 海外から訪れた観光客は、駅前で地図アプリを見ながら「ホテルまでどう行けばいいのか分からない」と周囲の人に英語で尋ねる姿も
  • 会場出口付近では、臨時バス乗り場の案内板を手にしたスタッフが声を張り上げ、利用を呼びかける

会場と市内を結ぶ重要なアクセス路線

中央線は、大阪市中心部の本町や森ノ宮を経由して夢洲会場と直結するアクセス路線。特に万博開催期間中は終日多くの人が利用しており、運転停止は来場者の移動計画に大きな影響を与えます。
例えば、閉会時間直後の19時〜21時台は、1時間あたり数千人規模が一斉に帰路に向かうため、代替交通機関への負荷も急増します。

臨時対応と注意点

運営側と大阪メトロは、次のような臨時対応を実施中です。

  • コスモスクエア駅〜夢洲駅間でシャトルバスをピストン運行
  • 会場周辺のタクシー乗り場を一時的に増設
  • スマートフォンアプリや場内アナウンスで迂回ルートの案内

ただし、タクシーは待ち時間が30分以上になる可能性があり、バスも混雑が予想されます。徒歩での移動は夜間の安全面から推奨されません。

影響が続く見込み

大阪メトロは「安全確認が終了し次第、運転を再開する」としていますが、再開の見通しは未定です。万博会場の来場者には、帰宅手段の確保や時間に余裕を持った行動が呼びかけられています。

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