1. 今夏の猛暑、記録の連続

2025年の夏は、全国各地で過去に例を見ない猛暑となっています。
例えば、7月末から8月上旬にかけて、岐阜県多治見市や埼玉県熊谷市では、連日40℃前後を観測。観測史上最も早い猛暑日連続記録や、最高気温ランキングのトップ10入り地点が多数生まれました。

気象庁によると、8月14日までの全国の平均気温は平年より約2.5℃高い状況で、西日本を中心に熱中症警戒アラートが20府県に発令されました。


2. お盆明けも油断できない猛暑

お盆明けの8月16日以降も、気象庁は西日本を中心に35~39℃の猛暑日が予想されると発表。中には、屋外のアスファルト上で体感温度が50℃近くに達する地域もある見込みです。

  • 福岡市:予想最高気温38℃、湿度が高く熱中症リスク大
  • 名古屋市:予想最高気温37℃、蒸し暑さで屋外作業は危険
  • 高知市:予想最高気温39℃、海風があるとはいえ熱中症注意

このように、地域によっては体温を超える暑さが予想され、災害級の残暑となる可能性があります。


3. 熱中症警戒アラートとは

気象庁と環境省が発表する「熱中症警戒アラート」は、命に関わる暑さの危険が極めて高い場合に出されます。
具体的には:

  • 屋外活動は原則中止
  • こまめな水分・塩分補給
  • 高齢者や子ども、屋外作業者の体調管理徹底
  • 室内でも冷房を使用して体温を適正に維持

近年は、アラート発令時の救急搬送者が全国で1万人を超えることもあり、発表を軽視してはいけません。


4. 猛暑の背景と長期予測

この猛暑の主な要因は、太平洋高気圧の強い張り出しとフェーン現象。特に西日本では盆地気候や都市部のヒートアイランド効果も加わり、記録的な高温が続いています。

気象庁は、8月下旬まで35℃前後の猛暑日が断続的に続く可能性があると警告。災害級の残暑は、少なくとも月末まで注意が必要です。


5. 具体的な予防策

災害級の猛暑を乗り切るためには、次の行動が有効です。

  • 屋外活動は午前10時~午後3時を避ける
  • 冷房を活用しつつ、換気も忘れずに
  • 水分補給は1時間ごと、塩分も適量摂取
  • 高齢者や子どもの見守りを強化
  • 室温が30℃以上なら扇風機だけでなく冷房を併用

特に屋外作業者は、こまめな休憩と日陰での水分補給を徹底することが命を守るポイントです。


まとめ

  • 2025年夏は全国的に記録的猛暑
  • お盆明けも西日本を中心に40℃近くまで上昇の恐れ
  • 熱中症警戒アラートを参考に行動し、命を守る対策が必須
  • 災害級の残暑は少なくとも月末まで続く見込み

今年の夏は、「暑さを甘く見ない」ことが生死を分ける可能性があります。こまめな水分補給と冷房活用で、災害級の残暑を安全に乗り切りましょう。

投稿者 ブログ書き