2026年衆院選の目玉となった「中道改革連合」。 高市政権の独走を止めるべく結集したものの、有権者からは「無理やりくっついただけで、中身はバラバラじゃないか」という冷ややかな視線も送られています。

「仲良くやれるのか」という問いに対し、現場で起きている3つの具体例からその実態に迫ります。


1. 【具体例:支持母体の反発】「昨日の敵」を応援できるか?

最も深刻なのが、足元の支持母体(創価学会と連合)の戸惑いです。

  • 現場で起きていること: 例えば、これまで激しく議席を争ってきた選挙区では、突然「今日からこの人を応援してください」と言われても、支持者が納得できません。
  • 具体例: ある激戦区では、中道改革連合の決起集会に旧立憲の候補者が登壇した際、旧公明の支持者たちが無言で席を立つという場面が見られました。また、労働組合(連合)側からも「公明党と組むなら、もう応援できない」と離反する動きがあり、**「組織のトップは握手しても、末端の心は通っていない」**のが現状です。

2. 【具体例:政策のズレ】「食料品ゼロ」vs「財源の壁」

「中道」を名乗るものの、重要政策での足並みの乱れも隠せません。

  • 具体例:消費税ゼロの是非 中道改革連合は「食料品の消費税ゼロ」を看板公約に掲げていますが、旧公明党内には「軽減税率という今の仕組みを維持すべき」という慎重論が根強くあります。一方、旧立憲側は「もっと大胆に減税すべき」と主張。 その結果、共同記者会見でも**「いつから実施するのか」「財源はどうするのか」**という質問に対し、代表者の回答が微妙に食い違うという、まさに「寄せ集め」の脆さが露呈した場面もありました。

3. 「それでも一緒にいる」唯一の共通言語

ここまで見ると「やっぱりダメじゃないか」と思えますが、彼らがバラバラにならない唯一の理由があります。それは**「自民一強への危機感」**です。

  • 具体例:高市政権への対抗軸 「高市総理のタカ派的な外交・安保政策や、積極財政によるインフレ懸念には、中道勢力が結集してブレーキをかけるしかない」という点では、不思議と一致しています。
  • 現状: 仲が良いから一緒にいるのではなく、**「一人で戦っても勝てないから、嫌でも一緒にいる」**というのが、より正確な表現かもしれません。これは友情ではなく「ビジネスライクな生存戦略」です。

結論:仲良くはなれないが「機能」するかどうかが鍵

「中道」が本当に仲良くやれるかと言えば、答えは**「NO」**に近いでしょう。 しかし、民主主義において、巨大な権力に対抗する勢力が生まれるプロセスは、得てしてこうした「寄せ集め」から始まります。

有権者がチェックすべきポイント:

  1. 選挙後に「主導権争い」で内部分裂しないか。
  2. 異質なもの同士が混ざることで、逆に「極端に走らない安定した政策」が生まれるか。
  3. 「自民党への批判」以外に、このチームで成し遂げたい未来像を共有できているか。

「仲が良いかどうか」よりも、「意見の違いを抱えたまま、一つの結論を出せるチームになれるか」。有権者はその「統治能力」を厳しく見極める必要があります。

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