1. 衝撃の調査結果:公明系と立憲系の深すぎる溝
中道改革連合の所属候補者を対象に行ったアンケートにより、結党以来最大とも言える「亀裂」が浮き彫りになりました。
- 公明系:約6割が「選挙後の自民党との連立」に前向き。 長年続いた自公連立のパイプを重視し、「政権の安定のためには自民との協力も排除すべきではない」という現実路線を維持しています。
- 立憲系:約9割が「自民連立」を断固否定。 「自民党政治を終わらせる」ことを結党のアイデンティティとしており、公明系の動きを「裏切り」と猛烈に批判しています。
2. 「何の一致もない政党」という批判の背景
この調査結果を受けて、SNSや政治評論家の間では**「中道改革連合は、単なる数合わせの野合ではないか」**という厳しい声が相次いでいます。実際、重要政策においても以下の通りバラバラな状態が続いています。
① 安全保障・防衛政策
- 旧立憲系: 憲法9条の堅持や防衛増税への反対を強く主張。
- 旧公明系: 自民党時代に閣議決定した安保政策を実質的に容認。
② エネルギー政策(原発)
- 旧立憲系: 早期の原発ゼロ、再エネ100%を追求。
- 旧公明系: 「原発は重要電源」とする自民政権時のスタンスから大きく舵を切れていない。
③ 選択的夫婦別姓・ジェンダー
これらについては表向き「推進」で一致していますが、保守層を支持母体に持つ旧公明系の一部議員には、依然として慎重論が根強く残っています。
3. 選挙後に予測される「空中分解」のシナリオ
もし中道改革連合が議席を伸ばしたとしても、その後に待っているのは「政権の枠組み」を巡る内紛です。
- 自公連立の復活: 選挙結果により自民が過半数を割った場合、旧公明系が「安定」を名目に中道改革連合を離脱し、再び自民と組むシナリオ。
- 党内分裂による小政党化: 立憲系の左派グループが、保守化する執行部に反旗を翻して離脱し、共産党や社民党との連携に回るシナリオ。
4. 有権者のジレンマ:受け皿か、それとも混乱の火種か
高市政権(自民党)への批判票を投じたい有権者にとって、中道改革連合は魅力的な「受け皿」に見えます。しかし、当選後に党がバラバラになるリスクを考えれば、**「一票を投じる先として信頼できるのか」**という疑問が拭えません。
「自民党の補完勢力になりかねない公明系」と「政権批判のみに終始する立憲系」が同居する姿は、政治へのさらなる不信感を招く恐れがあります。
結論:理念なき合流の代償
中道改革連合が「何の一致もない政党」というレッテルを剥がすためには、選挙後の連立の枠組みについて、今すぐ明確な統一見解を示す必要があります。
しかし、それをすればどちらかの陣営が離脱しかねない――。この「詰み」の状態こそが、現在の日本政治の混迷を象徴しているのかもしれません。