梅雨入りしたはずなのに、日中の気温が30℃を超える日が続いています。
2025年6月中旬の東京、気象庁の観測では6月15日時点で猛暑日(35℃以上)がすでに5日間も!
この異常気象のなか、朝の満員電車で汗だくになりながら出勤している人々。
しかも上下スーツ&ネクタイ着用という、もはや“昭和の制服”スタイル…。
今回は、そんな状況に苦しむ人々の実例や、働き方に対する見直しの必要性について掘り下げてみたいと思います。
■ 具体例①:スーツ通勤で熱中症寸前!?営業職の悲鳴
🧑💼 30代男性・営業職(新宿勤務)
「朝8時の時点で気温が30℃。自宅から最寄り駅まで徒歩10分歩くだけで汗だく。
電車は冷房が効いてても人が多すぎて意味がない。
到着時にはすでにシャツが濡れてて、午前中ずっと不快です。」
この男性は、会社でクールビズは導入されているものの、外回り営業のためにネクタイとジャケットが“暗黙の了解”。
「クライアントに失礼だから」という理由で、体調よりマナーが優先されているという声も。
■ 具体例②:メイクが崩れて面談どころじゃない!?就活中の大学生
🎓 22歳女性・就職活動中(横浜市)
「6月中に企業説明会や面接が続きますが、パンツスーツでの移動は地獄。
駅から歩いただけで汗と皮脂でメイクは崩れるし、髪もペタペタ。
第一印象を気にする就活なのに、真夏みたいな格好を強制されるのは納得いきません。」
就活生も“リクルートスーツ”というドレスコードに縛られ、快適さとは程遠い現実に直面しています。
■ 気候と働き方のミスマッチ:もはや“命に関わる”問題
厚生労働省の統計によると、労働中の熱中症搬送件数は年々増加傾向にあります。
- 2023年夏:熱中症による救急搬送 約9万人超
- そのうち通勤・外勤中の発症例が1割以上
**「真夏の通勤×過剰な服装×混雑環境」**は、体調を著しく悪化させるリスク要因。
気象庁は「気温31℃以上での屋外活動に注意」と発表していますが、都市部の通勤ラッシュはその基準を軽々と超える環境です。
■ 海外ではどうしてるの?柔軟な服装&働き方が常識
たとえば…
- イギリス・ロンドン:夏場はポロシャツや半袖シャツ勤務が一般的。スーツは省略。
- アメリカ・シリコンバレー:年中カジュアル。短パンOKな職場も多数。
- 北欧諸国:暑さを考慮した在宅勤務やサマータイムを活用。
つまり、「暑いのにスーツを着て会社に行く」という文化自体が、日本特有の“空気”による強制なんです。
■ もう我慢する時代じゃない!変えるべき5つのポイント
改善項目 | 具体的な対策例 |
---|---|
① ドレスコード撤廃 | 社外接客がない日はTシャツ・スニーカーOKに |
② テレワーク拡充 | 気温35℃を超えた日は全社リモートに切り替え |
③ サマータイム導入 | 朝6時~15時勤務など涼しい時間帯で労働 |
④ 就活服改革 | 半袖シャツ・ノーネクタイ可の企業を評価対象に |
⑤ 通勤時間の自由化 | コアタイムフレックスで混雑回避&体調維持 |
■ 「汗だくで我慢=頑張ってる」はもう時代遅れ!
多くの人が未だに「暑くても耐えるのが礼儀」「我慢が美徳」と思い込んでいますが――
それはもう、健康にも生産性にも逆効果です。
むしろ、「快適な環境を整えられる企業」こそ、これからの時代に必要とされる組織です。
■ まとめ:「もう無理」は甘えじゃない。“気候に逆らう働き方”に終止符を。
☀️ 真夏日が6月から始まり、7月・8月には40℃超えの可能性も現実に。
👔 そんな中でスーツを着て汗だくで通勤するスタイルは、もはや“非常識”。
🏡 働き方や就活のルールを根本から見直すべきタイミングが、今まさに来ています。