■ はじめに:「なんかもう、この国ヤバくない?」という違和感

あなたもふとした瞬間、こんな風に思ったことがありませんか?

  • 「このまま働き続けても報われる未来が見えない」
  • 「政治も経済もどんどん壊れてきてる気がする」
  • 「誰もが疲弊して、誰も幸せそうに見えない」

SNSでは日常的に

「もうこの国終わってるだろ」
「死ぬまで社畜とか無理」
「逃げ切り世代が羨ましい」

といった言葉が飛び交い、漠然とした“不安”と“諦め”が日本全体を覆っているように感じます。

この記事では、“終わりの始まり”を感じさせる日本社会の異常を、具体例とともに考察していきます。


■ ① 経済が終わってる|もう「頑張れば報われる時代」じゃない

● 実質賃金は下がり続けている

例えば、厚生労働省のデータによれば、日本の実質賃金は2024年時点で20ヶ月以上連続でマイナス
つまり、「名目で給料が増えていても、物価上昇に追いついていない」のが現実です。

✔ 給料は上がらない
✔ 税金・社会保険料は増える
✔ 物価は上がる
✔ 将来の年金は減る

→ これでは、「生きてるだけで損してる」と感じるのも無理はありません。


■ ② 働き方が異常|壊れるまで働かせて、壊れたら自己責任

  • 「人手不足だから休めない」
  • 「有給を取ると白い目で見られる」
  • 「メンタル壊れても“甘え”扱いされる」

これらは今やどの業界でも見られる“普通の光景”です。

● 例:公務員さえ心を病んで辞めていく

安定の象徴だったはずの地方公務員でさえ、大量退職・メンタル不調・人材不足が問題になっています。

⇒ 社会の“最後の砦”すら崩壊しつつある


■ ③ 若者が夢を持てない国

  • 教育費は高い
  • 結婚しても子育てできる余裕がない
  • 「どうせこの国に未来はない」とSNSで語られる

若者世代は「生まれたときから右肩下がり」の時代を生きてきました。
その結果、希望よりも不安を感じるのが“デフォルト”になっています。

● 例:「FIRE(早期リタイア)」が夢になる社会

かつては「起業したい」「出世したい」「家を建てたい」だった夢が、

「いかに早く働かなくて済むか」
「もう誰とも関わりたくない」
「人間関係も社会も全部疲れた」

という“逃避的価値観”にすり替わっている現状は、まさに“終わりの始まり”を感じさせます。


■ ④ 政治は壊れている|誰も責任を取らない国

  • 自民党の裏金問題 → 追及されても「記憶にない」で逃げる
  • 国会答弁 → 誰も本音を語らない、形式だけのやりとり
  • 政策 → 若者や労働者より「票になる高齢者」に優遇

→ 結果として、「どうせ投票しても変わらない」という諦めが広がり、投票率は過去最低レベルに。

例:20代の投票率は30%以下。「もうどうでもいい」が主流に


■ ⑤ 「逃げ切れる人」と「沈む人」で分断が進む

いまの日本は、こんな構図になりつつあります。

逃げ切り組(60代以上)沈む組(現役世代)
年金・退職金あり給料増えない+税金重い
家・資産持ち家も買えない、将来不安
社会の制度で守られる自己責任、貯金なし

この構図が“固定化”しつつある今、世代間の希望も信頼も薄れつつあります。


■ ⑥ 「もうみんな壊れてるのに、笑ってる」社会の異常

  • SNSで誰かの転落を笑う
  • 無差別事件や自殺報道が日常化
  • 本当は苦しいのに「大丈夫」と言い続ける風潮

「おかしい」と言えない社会は、それ自体が“おかしい”のです。

● 例:「自己責任社会」の恐怖

  • 貧困も孤独も病気も、「それはあなたの努力不足」
  • でも、努力しても抜け出せない構造には誰も触れない

■ じゃあどうすればいい?|“終わりの始まり”を超えるには

悲観ばかりしていても、未来は変わりません。

でも、今必要なのは“ポジティブ思考”ではなく、現実を見つめる勇気です。

✅ 声を上げる
✅ 投票に行く
✅ 小さくても連帯する
✅ 自分と周囲を壊さないことを最優先する


■ まとめ:「感じている違和感」は、あなたの感性が正常な証拠

今の日本社会に対して「なんかおかしい」と思うあなた。
その感覚こそが、この国が壊れていく中で“正しく傷ついている”証拠です。

  • 疲れているのに笑っていませんか?
  • 自分を責めすぎていませんか?
  • 声をあげるのが“面倒”になっていませんか?

「終わりの始まり」を感じる今だからこそ、違和感を放置せずに、正面から見つめることが必要です。


■ 最後に

この国が「終わり」に向かうか、「変わる」ことができるか――
それは一人ひとりの感覚と行動に、少しだけかかっています。

あなたの違和感を、どうか無視しないでください。

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