はじめに
「もうこの国、終わってるよ…」
最近、こんな言葉をSNSで見かけることが増えていませんか?
ただの愚痴?いや、それだけでは済まされないような“リアルな異常事態”が、日本社会のあちこちで起きています。
今回は、「最近の日本、本当にヤバくない?」と多くの人が感じたであろう出来事や現象を、具体例を交えて振り返りながら、なぜこんな空気が広がっているのかを解説します。
1. 【異常①】給料が上がらないのに、物価だけ爆上がり
● 2024年の例:
- 食品→冷凍うどん5玉198円→298円(+50%)
- ガソリン→全国平均180円/Lを突破
- 家賃→東京23区の平均家賃が過去最高更新中
- でも、実質賃金は24か月連続マイナス(2024年末時点)
📉 実質所得が下がり続けている国は、先進国では日本だけと言われています。
🔎 生活実感:「手取り20万円で都内はムリ」「夜勤しても貯金ゼロ」「カップ麺すら贅沢」
2. 【異常②】“子どもが減る”どころか、“人がいなくなる国”に
● 2024年発表:出生数が過去最低の72万人台(前年比▲5%)
- 合計特殊出生率:1.20 →「もはや国家存続レベルの危機」
- 東京では4人に1人が“子どもを持たない人生”を選択中
- 逆に、高齢者人口は3,600万人超(全体の30%)
📌 2050年には人口が1億人を切り、
📌 2100年には5,000万人台にまで落ち込む予測(国連統計)
🔎 社会の声:「子ども育てる金ない」「保育園・学費・住宅どれも高すぎる」「将来が見えないから産めない」
3. 【異常③】政治があまりにも“他人ごと”
● 自民党裏金問題
- 派閥ぐるみの不記載総額が40億円超
- 処分は「離党届受理」「口頭注意」レベル
- 国民の怒りの声が多い中、総理は「丁寧に説明する(※説明なし)」
📌 2024年のNHK世論調査では「政治家を信用していない」が80%超
📌 「増税は即決・汚職はスルー」という構図に批判殺到
🔎 SNSの声:「国民にだけ“自己責任”押しつけるな」「誰のための政治?」
4. 【異常④】公教育が崩壊しはじめている?
● 教員の“なり手不足”が深刻に
- 全国で約2,600人の教員が“免許はあるが採用ゼロ”のまま空席
- 2023年度、東京都だけで1,000人以上の“未配置教員”
- 授業は非常勤講師や他校からの“応急措置”頼み
● モンスターペアレント問題、教員の長時間労働、心の病も激増
- 小学校教員の平均残業時間:月80時間超
- メンタル不調で退職する若手教員が急増中
🔎 保護者の声:「うちの子の担任が半年で3回交代」「学級崩壊って本当にあるんだ…」
5. 【異常⑤】インフラ・災害対策が追いついてない
● 毎年のように発生する“線状降水帯”
- 九州、関西、関東、東北など、各地で“1時間100mm超”の豪雨が連発
- 下水設備や都市計画が追いつかず、都市部の浸水被害も深刻に
● 地震への備えも限界
- 能登半島地震(2024年元日):住宅倒壊2万棟超、仮設住宅不足、救援遅れ
- 東南海地震も「30年以内に70%」の高確率と予測されるが、耐震化・高台移転は遅れ気味
🔎 現地の声:「助けが来るまで3日以上」「水道も電気も戻らない」「国の支援が遅い」
まとめ:「終わってる」の裏にある“声なき悲鳴”
「マジでこの国終わってない?」
──そう思わせる出来事は決して“ネガティブ思考”から来ているわけではありません。
むしろ、日々の生活に根差した、素朴な違和感や苦しさが積み重なった結果なのです。
✔ この記事で伝えたかったこと:
- 終わってるのは「国民」じゃなくて「仕組み」や「政治」
- 異常が“日常化”している社会は、本当に危険
- 小さな声でも、可視化して共有することがまず第一歩
未来を変えるのは「違和感に気づいた人」
いま、「もう終わってる」と感じたあなたの感覚は、むしろ正常です。
だからこそ、声を上げたり、投票に行ったり、地域や職場で少しでも「変だな?」と思ったことにリアクションしていくことが、じわじわと社会を動かします。
「終わってる」と言うだけではなく、「終わらせない」選択を。
それが、これからの日本にとって一番大切なアクションです。