1. 29日午前に発生した地震の概要

1月29日午前、千葉県南部を震源とする地震が短時間に相次いで発生しました。

  • 10時25分頃: マグニチュード(M)4.6、深さ約30km。千葉県鴨川市などで最大震度4を観測。東京、神奈川、千葉、静岡の広範囲で揺れを感じました。
  • 11時47分頃: M4.4、最大震度3。
  • その他: 11時台にかけてM3クラスの微震が複数回記録されています。

幸い、これらの地震による津波の心配はありませんでしたが、関東の広域で「またか」という緊張が走りました。


2. なぜ「千葉県南部」で地震が相次ぐのか?

千葉県南部は、日本列島の下に複数のプレートが複雑に重なり合う**「プレートの交差点」**の真上に位置しています。

  1. フィリピン海プレートの沈み込み: 南からやってくるフィリピン海プレートが、陸のプレートの下に潜り込んでいます。
  2. スロースリップの可能性: このエリアでは過去に、プレートの境界がゆっくりとずれ動く「スロースリップ現象」に伴う群発地震が何度も起きています。

今回、短時間に同じ震源域で地震が繰り返されたことは、プレート境界での応力(ひずみ)の調整が行われている可能性を示唆しています。


3. 「首都直下巨大地震」の前兆なのか?

最も気になるのは「これが巨大地震の引き金になるのか」という点です。

専門家の視点

現在のところ、気象庁や地震学者の多くは**「直ちに巨大地震に結びつくものではない」**という見解を維持しています。M4クラスの地震は、関東周辺では日常的に起こりうる規模であり、これ自体が前兆であると断定する科学的根拠は今のところありません。

注意すべき「連動」

しかし、以下の点には注意が必要です。

  • 相模トラフとの関連: 千葉県南部は、1923年の関東大震災(M7.9)の震源域に近い場所です。ここでの活動が活発化することは、首都圏直下の深い場所にある岩盤に刺激を与える可能性があります。
  • 「前震」の可能性を否定しきれない: 地震学において、ある地震が「本震」だったのか、より大きな地震の「前震」だったのかは、後になってみないと分かりません。

4. 私たちが今すぐすべきこと

相次ぐ地震は、地球からの「備えを忘れるな」というサインかもしれません。

  • 家具の固定チェック: 震度4の揺れは、固定されていない家具が動く目安です。
  • 備蓄の再確認: 2026年現在、物価高の影響で備蓄品の補充をためらいがちですが、最低3日〜1週間分の水と食料は確保しておきましょう。
  • 情報の精査: SNSでは「〇時〇分に大地震が来る」といった根拠のないデマも飛び交います。気象庁や自治体の公式発表を優先してください。

まとめ:落ち着いて、かつ警戒を

今回の千葉県南部の地震は、現時点では「プレート境界の活動の一環」と見られますが、今後数日間は同程度の揺れが発生する可能性があります。また、雨による地盤の緩みがある地域では、土砂災害にも注意が必要です。

「備えあれば憂いなし」。この連発地震を、家族で避難場所や連絡手段を話し合うきっかけにしてみてはいかがでしょうか。

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