1. X動画の炎上が浮き彫りにした「非現実感」

中道改革連合が投稿した、ドラマチックなBGMと群衆の熱狂を強調したPR動画。支持者からは「希望が見える」と絶賛される一方で、一般層からは厳しい批判が相次ぎました。

  • 「演出」への拒絶反応: 実際の街頭演説の閑散とした様子を知る有権者から、「あまりに実態とかけ離れた演出だ」との指摘が噴出。
  • 政策の具体性欠如: 動画が感情に訴えかける「エモさ」を重視しすぎた結果、「結局、増税するのかしないのか」「防衛費はどうするのか」という肝心な問いへの答えがぼやけてしまいました。

この「見せかけの熱狂」への不信感が、皮肉にも次のステップへと繋がります。

2. 「中道」を批判するほど「自民」がまともに見える理由

有権者が中道改革連合の動画や演説の矛盾を突けば突くほど、対照的に自民党の「地味だが現実的な路線」が再評価される現象が起きています。

① 「何を言っているか分かる」という安心感

自民党(高市政権)は、賛否はあれど「防衛力の強化」「特定の財源に基づいた経済支援」など、方針が明確です。 一方の中道は、立憲系と公明系の顔色を伺うあまり、批判を浴びるたびに説明が二転三転。この**「決断の遅さと曖昧さ」**を目の当たりにした有権者が、「批判ばかりの野党より、実行力がある自民の方がマシ」という消去法的な消極的信頼に回帰しています。

② 組織としての「ガバナンス」の差

中道改革連合の動画に批判が殺到しても、党として一貫した釈明ができず、候補者が個々にバラバラな反論を展開する姿は「バラバラな組織」を印象付けました。 対する自民党は、高市首相のトップダウンが効いており、発信に統一感があります。この**「組織としての体裁」**の差が、有権者の目には「政権を任せられるまともさ」として映っています。

3. 有権者の心理: 「期待」よりも「リスク回避」

2026年の有権者は、過去の政権交代時の「熱狂と失望」を記憶しています。

  • 中道の動画: 「熱狂」を煽るスタイルが、かつての「コンクリートから人へ」といった耳当たりの良いスローガンを想起させ、かえって警戒心を抱かせています。
  • 自民の姿勢: 批判を正面から受け流しつつ、淡々と公約を語るスタイルが、混乱を嫌う無党派層にとって「リスクの少ない選択肢」に見えています。

批判の矢面立たされている中道改革連合が、反論すればするほど「言い訳」に見えてしまい、沈黙を守りつつ実務を強調する自民党の存在感が勝手に高まっていくという、野党にとっては最悪のサイクルに陥っています。


4. まとめ:SNS戦略が招いた「王道への回帰」

中道改革連合の動画戦略は、既存の支持者を固めることには成功したかもしれませんが、冷静な第三者である無党派層には、自民党の「安定性」を再確認させるための材料を自ら提供してしまった形です。

有権者の本音: 「中道の動画を見て、やっぱり政治は雰囲気じゃなく、誰が責任を持って運営できるかで選ぶべきだと思った」

明日2月8日の投票箱に投じられる一票は、SNS上の華やかな演出ではなく、現実の生活を守れる「まともさ」を基準に選ばれる可能性が高まっています。

投稿者 ブログ書き