1. 代表選の現状:立憲出身者のみの「超短期決戦」

今回の代表選に立候補したのは、以下の2名です。

  • 階 猛 氏(元総務政務官): 「党の再建と財政再建」を掲げ、現実路線を強調。
  • 小川 淳也 氏(元幹事長): 「国民生活の立て直し」を訴え、情熱的な対話路線を継続。

かつての立憲民主党の顔ぶれによる争いとなっており、新党としての「新しさ」よりも「旧立憲への回帰」という印象が強まっています。

2. なぜ旧公明党から立候補者がいないのか?

新党結成時、野田佳彦氏と共に共同代表を務めた斉藤鉄夫氏(旧公明代表)の後任として、旧公明系から誰かが出てもおかしくないはずです。そこには、生々しい「議席の貸し借り」がありました。

① 「比例優遇」という名の負い目

今回の衆院選で、中道改革連合は比例区の名簿上位を旧公明党出身者に独占させました。

  • 具体例: 全11ブロックで名簿1位を旧公明系が占めた結果、党全体が118議席を失う歴史的大敗を喫したにもかかわらず、旧公明系の28人は全員が当選するという異常事態が起きました。
  • 結果: 小選挙区で討ち死にした旧立憲系候補者やその支持者からは、「公明に議席を譲りすぎたせいで、自分たちが比例復活できなかった」という怒りが爆発しています。この状況で代表の椅子まで狙えば、党内分裂は決定的となるため、公明側は「融和」を優先して身を引いたのです。

② 「責任」の押し付け合い

「中道改革連合」という枠組み自体が、選挙に勝つための「野合(数合わせ)」だったという批判が強く、旧公明系としては、この泥船の責任者(新代表)になって泥をかぶりたくないという本音も見え隠れします。

3. 「解党」が近いと言われる理由

「新たな顔」が決まっても、党の寿命は長くないという見方が大勢を占めています。

支持母体の離反

  • 創価学会の苦悩: 旧公明の支持母体である創価学会内では、立憲(旧左派)との共闘に強い拒絶反応が出ています。「なぜ自分たちの票で元立憲の議員を当選させなければならないのか」という不満が限界に達しています。
  • 連合の国民民主シフト: 最大の労働組合組織「連合」も、迷走する中道改革連合を見限り、勢いのある国民民主党への支持を強めています。

比例復活組の「渡り鳥」化

代表選が行われている裏で、落選した旧立憲系の前議員たちは、国民民主党の玉木代表へ入党の打診(前述の電話ラッシュ)を続けています。「中道改革連合という看板では次は勝てない」と確信しているからです。

まとめ:今日の投開票は「延命」か「終焉」か

今日の代表選で誰が選ばれたとしても、旧公明系との「不自然な合体」が生んだ歪みは解消されません。

旧公明系が立候補を見送ったのは、立憲側への配慮というよりも、**「いつでも元の公明党に戻れる(または別の勢力と組める)ように距離を置いた」**というのが真相に近いでしょう。

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