2025年7月30日、MLBロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平選手が試合中に体調不良を訴え、試合後に「脱水気味で、痙攣は右臀部に出ていた」と明かしました。さらに、初回から異変を感じていたが『騙し騙し』プレーを続けていたとも語り、ファンの間ではその無理を押しての出場に驚きと心配の声が広がっています。
今回は、大谷選手が試合中に見せた異変や脱水症状の影響、さらに過去の類似事例から見えるリスクについて詳しく解説します。
1.試合中の異変と「騙し騙し」プレー
大谷選手が出場したのは現地時間7月29日のカージナルス戦。初回から動きに硬さが見られ、走塁時や守備で臀部付近を気にするしぐさが映像にも捉えられました。
- 2回:スイング後に表情を歪める場面
- 4回:一塁到達後に足を止め、臀部をストレッチする様子
試合後の会見で大谷選手は「初回から違和感があったが、騙し騙しでプレーしていた」と語り、途中で右臀部に痙攣が生じたことを明かしました。
2.「脱水気味」と痙攣の関係
大谷選手は「脱水気味だった」ともコメント。これは夏場の試合でよく起きる症状のひとつで、体内の水分や電解質不足が筋肉痙攣の原因になります。
過去のMLBでの類似例
- 2019年:マイク・トラウト(エンゼルス)
真夏の試合で脱水症状によるふくらはぎ痙攣が発生し、途中交代。翌日は水分補給と休養で復帰。 - 2023年:ダルビッシュ有(パドレス)
先発登板中に脱水による手指の痙攣が起き、緊急降板。高温多湿下での登板が要因と説明。
このように、真夏の連戦ではトップアスリートでも脱水による痙攣は珍しくありません。
3.「臀部痙攣」がプレーに与える影響
臀部は走塁やスイングの際の回旋動作に関与する重要な部位。痙攣が発生すると、
- バッティング:下半身の粘りが効かず、打球速度低下
- 守備・走塁:スタートダッシュや方向転換に支障
といった影響が出ます。今回の試合で大谷選手が終盤に動きをセーブしていたのもこのためと見られます。
4.チーム・首脳陣の対応
試合後、ドジャースの監督は「脱水による痙攣で深刻なケガではない。次戦の出場可否は状態を見て判断」とコメント。メディカルスタッフは点滴やアイシングによる回復処置を行っており、長期離脱の可能性は低いと見られます。
5.ファンやメディアの反応
SNSやスポーツメディアでは、
- 「真夏の連戦で疲労が溜まっているのでは」
- 「無理せず休養してほしい」
- 「トレーニングよりも水分管理が重要な時期」
といった声が相次ぎ、大谷選手のコンディション調整への関心が高まっています。
まとめ
大谷翔平選手の「脱水気味」「右臀部痙攣」は、夏場の過密日程や連戦によるコンディション管理の難しさを物語っています。幸い重症ではない見通しですが、トップアスリートであっても水分補給と休養の重要性を再認識させる出来事となりました。
次戦以降の出場可否や調整内容に注目が集まりますが、本人も「無理をしない」とコメントしており、ファンとしてはまずは万全な状態での復帰を待ちたいところです。