2025年8月8日、気象庁は鹿児島県霧島市に大雨特別警報を発表しました。これは、警戒レベル5に相当する、最も危険な状況です。

「警戒レベル5」とは一体どういうことなのか?そして、今すぐ何をすべきなのか?具体的な例を交えて解説します。


「警戒レベル5」=「命を守るための最善の行動」

警戒レベルは5段階あり、レベルが上がるほど危険度が高まります。

警戒レベル状況とるべき行動
レベル1早期注意情報(大雨)災害への心構えを高める
レベル2大雨注意報避難の準備を始める
レベル3避難準備・高齢者等避難開始高齢者や障がいのある方は避難を開始
レベル4避難指示危険な場所から全員避難
レベル5災害発生情報(大雨特別警報)命を守るための最善の行動

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警戒レベル5は、すでに災害が発生している可能性が極めて高い段階です。もはや避難所へ移動することが危険な場合もあります。


具体例でイメージする「命を守るための最善の行動」

霧島市で発表された大雨特別警報は、以下の災害が迫っていることを意味します。

1. 土砂災害

  • 状況: 地面が大量の雨水を含み、もはや山の斜面や崖が崩れてもおかしくない状態です。
  • とるべき行動:
    • 例1: 近くに崖や斜面がある場合、自宅の2階など、少しでも高い場所に移動してください。
    • 例2: 普段は穏やかな川や水路が茶色く濁り、勢いを増している場合は、近づかないでください。土石流が発生する前兆かもしれません。

2. 低い土地の浸水

  • 状況: 道路が冠水し、家屋の床下や床上まで浸水する危険性があります。
  • とるべき行動:
    • : もしあなたが1階に住んでいるなら、すぐに2階へ避難してください。1階にいると、浸水した水に閉じ込められたり、水圧で窓やドアが開かなくなり、逃げ遅れる可能性があります。

3. 河川の増水や氾濫

  • 状況: 川の水位が上がり、堤防を越えて水が流れ出す危険があります。
  • とるべき行動:
    • : 川の近くに住んでいる場合は、頑丈な建物の上層階へ避難してください。川が氾濫すると、濁流に流されてしまう可能性があります。

まとめ:今すぐ行動を!

大雨特別警報(警戒レベル5)は、**「ただちに命を守る行動をとってください」**という、気象庁からの最終警告です。

すでに避難所への移動が危険な状況かもしれません。まずは、今いる場所で安全を確保してください。

  • 垂直避難:家の上階や、近くの頑丈な建物の高い階へ
  • 危険な場所から離れる:崖や川から離れた部屋へ

テレビやラジオ、スマートフォンの情報に注意し、命を守る最善の行動を今すぐとってください。決して無理な行動はしないでください。

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