はじめに:違和感、感じていませんか?
「なんか最近、季節感がおかしい気がする」
「ニュース見ても、変な事件ばかり」
「物価も上がってるし、給料は増えないし…」
そんな漠然とした“違和感”を抱えている人、多いのではないでしょうか?
実はその違和感、気のせいではありません。今の日本列島、気象から経済、社会情勢に至るまで、確かに「おかしなこと」が起きています。
今回は、今の日本に広がる“異常”を具体的に解説し、私たちが何に気をつけるべきかを考察します。
【1】天候が明らかにおかしい
◆ 梅雨が来ない?6月なのに猛暑日
例年なら雨が続くはずの6月に、連日の晴天と30度超え。東京・大阪ではすでに「熱中症警戒アラート」が頻発。気象庁も「10年に一度の高温」と表現しています。
◆ 季節感の崩壊
春らしい春、秋らしい秋が消え、夏と冬しかないような気候に。桜の開花も年々早まり、台風や線状降水帯の発生が年々増えています。
◆ 気候変動がもはや“異常”ではなく“通常”に
「異常気象」は、もはや“恒常化”しています。エルニーニョや地球温暖化の影響で、日本列島は四季の安定性を失いつつあります。
【2】経済も限界モード?物価高と実質賃金の落差
◆ 物価は上がるのに、給料は増えない
2024年〜2025年、ガソリン・電気代・食品など生活必需品の値上げが続きますが、実質賃金は26カ月連続マイナス(2025年6月時点)。これでは暮らしが楽になるわけがありません。
◆ 増税と社会保険料の“サイレント値上げ”
少子高齢化のツケが、じわじわと家計に襲いかかっています。介護保険料・健康保険料などが密かに増加。気づかぬうちに「使えるお金」が減っているのです。
◆ 「何を買っても高い」感覚が定着
業務スーパーや100円ショップですら「昔ほど安くない」という声。生活者の“価格感覚”が急激に変わっています。
【3】社会の空気もおかしい?無気力と分断
◆ 無敵の人、増加中
犯罪者の“動機なき暴力”や“社会への報復”が目立つように。「無敵の人」と呼ばれる、経済的・社会的に孤立した層が増えています。
◆ 社会の分断が進行
ネットでは常に誰かが叩かれ、誹謗中傷が飛び交う時代。高齢者と若者、富裕層と貧困層、男性と女性など、あらゆるところで対立構造が生まれています。
◆ 「生きづらさ」を抱える若者たち
大学を出ても就職難、結婚や子育ては経済的に無理。SNSの中でしか承認されない人間関係。「普通に生きるのが一番難しい」社会になっています。
【4】政治の混迷と信頼の崩壊
◆ 国政も地方もスキャンダル続き
汚職、裏金、パーティー券問題…政治家への信頼は地に落ちたまま。「どうせ選挙に行っても変わらない」と思う若者が増えています。
◆ 対応の遅さと現実感のなさ
物価高、災害、子育て、教育…生活者の声は届かず、「現場を知らない人たち」が国を動かしている印象が強まっています。
【5】これからどうなる?私たちにできること
- 情報を正しく取捨選択する力を持つ(SNSに流されすぎない)
- 地域・家族・友人とのつながりを大切にする
- 選挙で意思を示すことも重要なアクション
- **災害や異常気象に備える「日常的な防災」**を意識する
- 心と体の健康を保つ工夫が今まで以上に必要
まとめ:いまの日本は「異常」じゃなくて「警告」かもしれない
今の日本列島には、はっきりとした“変調”が現れています。
でもこれは、突然起きた異常ではありません。気づかないうちに、積み重ねた無理が限界を超えた結果なのかもしれません。
だからこそ今、必要なのは「おかしい」と気づき、「なぜそうなったか」を知り、「どうすればよいか」を考えること。
「普通に暮らせる国、日本」が続くように——一人ひとりが関心を持ち、声を上げる時期に来ているのではないでしょうか。