はじめに
モノが売れなくなりました。
おかしな話で、デフレの時の方がまだ消費欲求あったような気がします。
今やコストプッシュ型の最悪のインフレ。
需要があって物価が上がるデマンドプッシュ型のインフレは経済成長を伴うので、いいインフレなのですが、同じインフレでも全く意味が違ってきます。
ミニマムに気づく
そして昨今のコロナ禍で、ミニマムな消費が広く浸透してきました。
別に必死に働いて、お金を使いまくることになんの意味があるのか。
それに気づいてしまった感があります。
そんな中、これまでの洗脳から解放された人も一定数いたのではないでしょうか。
プロクレーマーと組みたくない
世の中に不満があったとしても、それを口にするのは難しい。
同調圧力もあれば、それを堂々と口にしている人たちにまともな人はいません。
そんな特定の人たちと組みたくもないですよね。
ポンコツすぎます。
だから政権交代できない。
なぜ、気づかない。
下がり続ける収入
そして、相変わらず大した収入もなく、物価上昇に伴って実質賃金は下がるだけ。
消費税が上がった時点で、みんな一斉に賃下げされたようなものです。
このようなストレスが消費を最小限にする行動につながっているのではないでしょうか。
消費しないことでストレスを発散している。
今までになかった消費行動かもしれませんね。
消費しないステルスデモ
そもそもストレス発散のための爆買いという行動自体が洗脳そのものかもしれません。
今はあえて消費しない。
モノが売れないという状況は、消費者が一体となってデモをしているような状況ではないでしょうか。
それに消費しないことは個人の自由で、匿名性もあります。
モノが売れないことで、困るのは経営サイドですから。
将来に希望があった
かつての総中流社会では、労働者が消費者になってお金を使ってくれるところで経済が回っていました。
だから将来に希望がありました。
今の世の中、将来に希望なんてありません。
それよりも今よりもっと悪くなると誰もが考えています。
ステルスデモからサイレントテロへ
今はみんなで一斉に消費しないデモで済んでいますが、それでも値上げをした商品は意識して買わなくなっています。
その結果、値上げをした会社が潰れていく。
サイレントテロが始まっています。
投資のできない消費者にとって、モノを購入する行動そのものが投資です。
気に入らないメーカーの商品は徹底的に買わない。
まとめ
消費しない新しいストレス発散方法。
さらに経済は縮小して成長しない経済へ。
でも、消費者は何も困ることはありません。
この消費行動が今後、拡大していくかもしれません。