「6月なのに35度越え?」「エアコンなしでは無理…」「もう夏の外出は諦めるしかない?」
そんな声が日本全国で相次いでいます。今年2025年、6月からすでに異常な猛暑に突入しています。
この記事では、6月に猛暑日が連発している現状、過去との比較、そして「今年の夏、外出できるのか?」という視点で、詳しく解説していきます。
■ 6月で猛暑日!?今年の記録がやばすぎる
🔥 猛暑日=「最高気温が35℃以上の日」
通常、猛暑日は7月下旬〜8月上旬にかけて現れはじめます。
ところが、2025年は6月の第1週から猛暑日が連発しているのです。
◆ 具体例:全国の気温データ(2025年6月第1週)
日付 | 地点 | 最高気温 |
---|---|---|
6月2日 | 群馬県館林市 | 35.8℃(猛暑日) |
6月3日 | 山梨県甲府市 | 36.3℃(猛暑日) |
6月4日 | 岐阜県多治見市 | 36.9℃(猛暑日) |
6月5日 | 東京都練馬区 | 35.2℃(猛暑日) |
なんと4日連続で全国10地点以上が猛暑日を記録。
これは統計開始以来、6月としては異例のペースです。
■ なぜ今年はこんなに暑いのか?
【1】太平洋高気圧の異常発達
今年の6月は例年に比べて、太平洋高気圧が早く、そして強く張り出している状態。
そのため、日本列島はまるで真夏のような空気に包まれています。
【2】フェーン現象の連続発生
日本海側からの乾いた風が山を越えて吹き下ろす「フェーン現象」により、関東・甲信・東海などの内陸部で異常な高温が続出しています。
【3】地球温暖化と都市ヒートアイランド現象
都心部では、アスファルトやコンクリートが日射熱を蓄え、夜間も熱がこもる「ヒートアイランド」現象が深刻化。
これにより、日中の体感気温は実際の数値よりさらに高く感じられます。
■ 6月でこの暑さ、7月・8月はどうなるのか?
気象庁および複数の民間気象サービスの長期予報では、2025年の夏は次のように予想されています:
- 7月・8月は、全国的に平年より高温の傾向
- 関東~近畿地方では40℃越えの可能性がある
- 熱帯夜(最低気温25℃以上)も連続する見込み
つまり、「6月でこの暑さ」なら、本格的な夏は“さらに上”を行くことがほぼ確実。
気象庁も「熱中症対策を6月中に万全にしてほしい」と注意を呼びかけています。
■ 外出できない?健康被害が現実に
暑さは単なる「不快さ」だけでなく、命に関わる問題です。
◆ 熱中症のリスクが高まる条件
- 最高気温35℃以上
- 湿度70%以上(汗が蒸発しにくい)
- 風が弱く、空気がこもる地域(ビル街、盆地など)
◆ 実際のニュース事例(2025年6月)
- 東京都内:6月3日、70代男性が屋外作業中に意識を失い救急搬送
- 名古屋市:6月4日、通学中の中学生3人が熱中症症状で保健室に運ばれる
- 福岡市:6月5日、高齢者施設で室内熱中症とみられる体調不良が複数件
つまり、“まだ6月だから大丈夫”という油断は禁物なのです。
■ 外出するならここに注意!
「もう外出できない…」と嘆く前に、少しの工夫でリスクは減らせます。
🌤 外出時の猛暑対策チェックリスト
✅ 朝9時前、夕方6時以降に出かける
✅ 水筒(1時間に200ml以上)を常に携帯
✅ 通気性の良い服と、つば広の帽子・日傘を着用
✅ 熱中症警戒アラートを確認(環境省のLINE通知が便利)
✅ 無理せずコンビニやカフェで「涼む」習慣を
■ まとめ:「今年の夏は異常」で終わらせない
6月から猛暑日が連発する今、私たちは「気候が変わったこと」を前提に生活を見直す必要があります。
昔の「夏」とは違う。
今や、日本の夏は「高温災害」と言えるレベルに突入しています。
「もう外出できないかも…」と思うのは当然ですが、正しい知識と対策を持てば、危険を減らすことは可能です。
早めの準備と、無理をしない判断が、命と健康を守ります。
📌 おすすめアプリ・サービス
- 【熱中症警戒アラート】環境省LINE公式
- 【Yahoo!天気】WBGT(暑さ指数)情報あり
- 【tenki.jp】高温注意情報・週間予報