今年2025年の6月、日本はとんでもない暑さに見舞われています。
「35度を超える6月って何?」「朝の通勤で汗だく」「ネクタイどころかワイシャツも無理」——。
そんな悲鳴が、全国のビジネスパーソンから上がっています。
今回は、異常な猛暑がビジネススタイルや通勤に与える影響を、具体例と世間の声を交えて解説します。
■ 6月の気温とは思えない…猛暑日が連発中
まずは今年の6月の気温データから、どれだけ異常かを見てみましょう。
◆ 実際のデータ(2025年6月第1週)
日付 | 地域 | 最高気温 |
---|---|---|
6月3日 | 東京都心 | 35.4℃(猛暑日) |
6月4日 | 名古屋市 | 36.1℃(猛暑日) |
6月5日 | 大阪市 | 35.8℃(猛暑日) |
6月6日 | さいたま市 | 36.3℃(猛暑日) |
連日、関東〜関西の都市部で猛暑日が観測されているという異常事態。
しかも朝から気温が高く、通勤時間帯(7〜9時)でもすでに30℃前後を記録しているのです。
■ スーツでの通勤は「もはや苦行」
こんな状況の中、「スーツを着ての通勤」はもはや拷問レベル。特に、満員電車・徒歩通勤の方は深刻です。
◆ SNSでのリアルな声(Xより)
- 🧑💼「ネクタイ締めて出社したら、駅に着く前に汗だく。もう6月からクールビズ限界超えてる」
- 👩💻「うちの会社はまだスーツ必須。でももう朝から体調崩しそう」
- 🧔「シャツびしょびしょで会議に出るとか、もはや社会的に恥レベル」
- 👓「電車の中、汗の匂いが充満してて地獄…お互い様だけど、夏服OKにしようよもう」
■ クールビズでも追いつかない!?働き方の見直しが必要か
クールビズ(ノーネクタイ・ノージャケット)は2005年から始まっていますが、気温の上昇が制度設計の限界を超えてきています。
◆ 問題点
- 「クールビズ可」でも、上司がスーツを着ていると実質強制
- 外回りの営業職はジャケット持参必須の社風が残っている
- 移動・外出の多い業種は“屋外”にさらされる時間が長い
◆ 実際の事例:企業の対応例
- 🌿【某広告会社】5月からTシャツ&チノパン勤務を社内推奨に
- 🌞【地方自治体】職員にもポロシャツ勤務を一部解禁
- 🏢【ベンチャー企業】通年私服OK、夏季はリモート勤務率8割以上に
このように、「スーツ=仕事の基本」という固定観念が急速に崩れ始めているのです。
■ スーツを強制される環境がもたらすリスク
暑さに耐えて出勤することには、明確な健康リスクがあります。
◆ 熱中症の危険性
- 気温が30℃を超えると、ワイシャツ+ジャケットは熱を逃がせない構造
- 汗をかいても蒸発せず、体温調節機能が破綻しやすい
- 通勤中に軽度の熱中症→社内で倒れる例も実際に発生中
◆ パフォーマンスの低下
- 体温が1℃上昇するだけで、集中力は約10%低下すると言われています
- 暑さによるイライラ・判断力の低下・会話の減少など、業務にも悪影響
■ これからの通勤スタイルはどうあるべきか?
2025年の猛暑は、「働き方改革」を超えた**「気候適応型ビジネス改革」**を求めています。
◆ 提言:新・猛暑対策型ビジネススタイル
✅ スーツ勤務の原則撤廃(完全自由服装)
✅ 朝早出・夕方退社シフト(暑さを避けた勤務)
✅ 外回りや営業は原則オンライン対応へ移行
✅ 6〜9月は在宅勤務を基本とする企業ポリシー
■ まとめ:「もうスーツ通勤」は見直すべき“常識”
かつて「スーツは社会人のたしなみ」でした。
しかし、今は命を守る方が大事な時代です。
「6月で猛暑日」「朝から30度越え」——こんな環境でスーツ通勤を強いること自体がナンセンス。
企業も個人も、“気候に合わせて生き方・働き方を変える”段階に来ています。
「スーツで通勤は当たり前」から、「安全・快適に働くにはどうすべきか」へ。
この夏、あなたの働き方も、会社の常識も、少しだけアップデートしてみませんか?