気になる河川の“今”をリアルタイムでチェック!
大雨や線状降水帯による豪雨が増える昨今、避難判断の第一歩は**「河川のいまの様子を見ること」**です。スマートフォンやタブレットで見られるライブカメラを活用すれば、危険な状況にいち早く気づけます。
◆ 東京都水防災総合情報システム(都設置)
概要:東京23区・多摩地域の河川水門、水位、カメラ映像を一括提供。
- 荒川下流の岩淵水門/笹目水門など
- 江東区の辰巳水門・扇橋閘門など
- 品川・大田・中野・杉並などの主要河川カメラ city.fuchu.tokyo.jp+4cametan.com+4ktr.mlit.go.jp+4
使い方:地図から区を選び、気になるカメラをクリックで映像を確認。操作は簡単で、配信も安定。
◆ 区設置/杉並区「河川ライブカメラ」
- 善福寺川:原橋、関根文化公園、荻窪橋…など8箇所
- 神田川:久我山橋、和田見橋、番屋橋など kasen-suibo.metro.tokyo.lg.jp+2city.suginami.tokyo.jp+2city.tokyo-nakano.lg.jp+2
メリット:ローカルな河川の細部まで監視でき、区民にとって意外と重要。
◆ 区設置/大田区「水防監視カメラ」
- 呑川:旭橋、夫婦橋、東糀谷など上流・下流で8ポイント
- 丸子川:宝来橋、虹橋付近に設置 city.ota.tokyo.jp
ポイント:多摩川の六郷水門付近もチェックでき、低地・内水氾濫対策に重宝。
◆ 区設置/中野区「河川カメラ」
- 妙正寺川:双鷺橋、鷺宮調節池、千歳橋…など複数
- 神田川:和田見橋、番屋橋など、杉並区と連動してリアルタイム配信 city.suginami.tokyo.jp+2city.tokyo-nakano.lg.jp+2kasen-suibo.metro.tokyo.lg.jp+2
活用術:複数区を跨いで流れる川の様子も一括チェックでき、連続する水位上昇を把握しやすい。
◆ 市設置/府中市「多摩川ライブカメラ」
- 多摩川(右岸・左岸)25か所、支流や浅川も含む ktr.mlit.go.jp+3city.fuchu.tokyo.jp+3city.ota.tokyo.jp+3
使い方:10分ごと更新、スマホやタブレットに対応。上流の増水→下流に到達する流れを観察可能。
◆ 国交省 関東地方整備局「川のリアルタイム映像」
- 荒川上・下流、利根川、渡良瀬川、霞ヶ浦、多摩川、鶴見川など広域の主要河川 ktr.mlit.go.jp+1cametan.com+1
特徴:都市部から遠方まで含めた視野の広さが魅力。首都圏の水害傾向・川全体の様子を把握できる。
💡 「使える」河川ライブカメラを選ぶポイント
ポイント | 意味 |
---|---|
住んでいる/通勤圏の川を中心に | ローカルな水位/状況が分かりやすく、避難判断に直結 |
更新頻度 | 府中市などは10分ごと、都・区はリアルタイムまたは数分ごと |
水門や調節池がある場所を重点チェック | 突然のゲリラ豪雨で水門稼働の直前を把握できる |
スマホ対応とブックマーク | 緊急時にすぐ見るために、事前に整理が必須 |
✅ おすすめ活用シーン
- 梅雨や台風シーズン直前のチェック
→ 雨雲と同時に河川映像を確認すると安心 - 夜間の突然の雷雨時
→ 動画配信のあるカメラなら、夜でも川の上昇状況が分かる - 朝や夕方の通勤・通学前
→ 多摩川や下流部の水位を見て「今日の出発」を決める
🔚 まとめ:ライブカメラは「命を守る判断ツール」
- 河川の“反乱”=急上昇をリアルタイムで確認できる
- 区・都・国のカメラを組み合わせてローカル+広域をチェック
- いざというときのひと目で状況把握→即行動
事前の備えとして、スマホのお気に入りにライブカメラを登録しておくのがプロのチェック法。
いざという時、あなたと家族の命と財産を守る“リアル”な力になります。