皆さん、こんにちは。
昨晩、少し驚かれた方もいらっしゃるのではないでしょうか。2025年8月14日23時17分頃、静岡県中部で地震が発生しました。今回は、この地震の詳細と、私たちが知っておくべきことについて、少し掘り下げてお話したいと思います。
地震の概要:M3.9、震源の深さ約20km、最大震度3
気象庁の発表によると、この地震の震源は静岡県中部、深さは約20km、地震の規模を示すマグニチュード(M)は3.9でした。そして、静岡県内の一部の地域で最大震度3を観測しました。
「震度3」というと、どれくらいの揺れかピンとこない方もいるかもしれません。気象庁の震度階級解説によると、震度3は「家の中にいる人の大半が揺れを感じる。戸棚の中の食器類がカタカタと音を立てる」といった状況です。
例えば、私が静岡県中部に住んでいる友人から聞いた話では、「寝る準備をしていたら、突然、部屋の照明がゆらゆらと揺れ始めて、棚の上に置いてあった文庫本が少しずれた」とのことでした。まさに震度3の典型的な揺れ方と言えるでしょう。
幸いなことに、この地震による津波の心配はありませんでした。津波は、海の下で大きな地震が起きた際に発生する可能性が高いもので、今回の震源が陸地の下、比較的浅い場所だったことからも、津波の発生には至らなかったと考えられます。
M3.9という地震の規模は?
地震の規模を表すマグニチュード(M)ですが、M3.9という数字は、一般的に「やや小さい地震」に分類されます。
マグニチュードは、地震そのもののエネルギーの大きさを表します。M4.0未満の地震は、日本国内ではほぼ毎日どこかで発生しており、私たちが普段あまり意識しないような揺れで収まることがほとんどです。
しかし、震源が浅い場所で発生した場合や、地盤の状況によっては、今回の震度3のように、比較的しっかりとした揺れを感じることがあります。今回の地震も、深さ約20kmという、プレート境界としては比較的浅い場所で発生したことが、揺れを感じた一因と考えられます。
まとめ:日頃からの備えを改めて見直すきっかけに
今回の地震は、大きな被害もなく、津波の心配もありませんでした。しかし、静岡県は南海トラフ巨大地震の想定震源域に位置しており、いつ、より大きな地震が発生してもおかしくない地域です。
今回の揺れを「大したことなかった」で終わらせるのではなく、日頃からの備えを改めて見直す良い機会と捉えてみてはいかがでしょうか。
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大きな地震に備えることはもちろん大切ですが、まずは身近な小さな地震をきっかけに、できることから少しずつ始めてみましょう。
今回の地震に関する詳細情報は、気象庁のウェブサイトでご確認いただけます。
それでは、引き続き、皆さまの安全を心より願っております。