また一人、会社を辞めていった。私の部署では、この一ヶ月で3人目だ。送別会も、もう慣れてしまった。笑顔で「お疲れ様でした」と言うけれど、心の中は複雑な気持ちでいっぱいになる。

みんな、どこへ行くんだろう?もっと良い条件の会社が見つかったのだろうか。それとも、私と同じように、もう働くことに疲れてしまったのだろうか。

朝のオフィスは、いつもより少しだけ静かだった。空いた席が、ぽっかりと口を開けているみたいで、寂しい。私も、あの空いた席の仲間入りをしたい。今すぐにでも、この場所から逃げ出したい。

「おはようございます」と声をかけてくる同僚の顔も、どこか疲れているように見えるのは気のせいだろうか。みんな、心の奥底では同じように思っているのかもしれない。ただ、それを口に出せないだけなのかもしれない。

今日の業務も、案の定、進まない。新しいプロジェクトが始まったばかりなのに、人が減って、仕事ばかりが増えていく。このままでは、いつか私も音を上げてしまうだろう。

ランチタイム、一人で食べるお弁当は味がしない。周りのテーブルでは、楽しそうに話す声が聞こえてくるけれど、私には遠い世界の出来事のように感じる。

午後の会議中、またもや責任の所在が曖昧な話ばかり。誰もが自分の身を守ることに必死で、本質的な議論は進まない。こんな時間の無駄遣いを、いつまで続けるんだろう。

ふと、窓の外を眺めると、雨がしとしとと降っていた。私の心の中みたいだ。どんよりと重くて、出口が見えない。

最近、真剣に考える。「もう、働きたくない」と。

毎朝、満員電車に揺られ、意味のない仕事に時間を費やし、疲弊していく毎日。一体何のために、こんな生活を送っているんだろう。お金のため?生活のため?そんなことのために、自分の大切な時間を犠牲にするのは、もう嫌だ。

辞めた人たちは、一体どんな生活を送っているんだろう。ゆっくりと自分の時間を楽しんでいるのだろうか。好きなことをして過ごしているのだろうか。想像するだけで、羨ましくてたまらない。

私も、いつかこの檻から抜け出したい。でも、抜け出した先に何があるのか、想像もできない。不安がないと言えば嘘になる。貯金も、たいしてない。

それでも、このままの状態が続くよりは、ましなのかもしれない。少なくとも、心が壊れてしまう前に、何か行動を起こさなければ。

夜、ベッドの中で、色々なことを考える。もし宝くじが当たったら。もし、どこかに不労所得があれば。そんな非現実的なことばかり考えてしまうのは、現実から目を背けたいからだろう。

明日も、きっと会社に行くのだろう。そして、また同じように「辞めたい」と呟くのだろう。

いつになったら、この呪縛から解放されるんだろう。みんな、辞めた後、どこへ行くんだろう。そして、私は、一体どうすればいいんだろう。

今日の心の叫び:

  • もう、本当に働きたくない。
  • みんな、辞めてどこへ行くの?
  • 私も、この苦しみから解放されたい。

明日の目標:

  • 少しでも、自分の将来について具体的に考えてみる。
  • 誰かに、この気持ちを打ち明けてみる勇気を持つ。

雨の音だけが、部屋に響いている。私の心の中みたいに、じめじめしている。

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