■ はじめに
最近SNSや街中で、「残クレでiPhone買った」「24回で返却するやつ」なんて会話を耳にしませんか?
実はいま、“残価設定クレジット(残クレ)”でiPhoneを持つ人が急増中なんです。
以前は自動車ローンのイメージが強かった残クレですが、スマホ業界でも採用が加速。特にiPhoneシリーズで若年層を中心に広がっているこの動き、なぜ今になって流行り始めたのか?その背景と注意点を詳しく見ていきましょう。
■ 「残クレiPhone」とは?ざっくり解説
「残価設定クレジット」とは、将来の下取り価格(残価)をあらかじめ設定し、それを差し引いた金額だけを分割で支払う方式。iPhoneに当てはめると、こうなります。
▼ 例)iPhone 15 Pro(256GB:税込20万円)
- 残価:10万円(2年後の下取り価格を設定)
- 支払うのは残り10万円を24回分割 → 月々4,100円前後
- 24カ月後に返却すれば残価は払わなくてOK
- 買い取り希望なら残価10万円を一括または再分割で支払い
■ なぜ今“残クレiPhone”が流行り始めているのか?
理由1:iPhoneが高すぎて現金一括では買えない
iPhone 15 Pro Maxは25万円を超えるモデルも。
もはや「スマホ=分割が当たり前」になっており、月額4,000円前後で最新機種を使える残クレは魅力的。
理由2:「2年で機種変更」がライフスタイルに合う
多くの人が「どうせ2年で買い替える」前提でスマホを使っており、返却前提の残クレはそのスタイルにぴったり。
理由3:大手キャリアが積極的に提案
ソフトバンクの「新トクするサポート」、auの「スマホトクするプログラム」、ドコモの「いつでもカエドキプログラム」など、大手各社が残クレ型購入プランを標準提案している。
■ 実際に利用している人の声(SNS・取材より)
● 20代男性(都内在住・販売職)
「一括は無理。けどiPhone 15 Pro欲しかった。店員に『返す前提で月4,000円』って聞いて即決した。」
● 30代女性(埼玉県・主婦)
「子どもの分も合わせて3台。全部残クレ。2年後に返せばいいし、子育て世代にはありがたい。」
● Xの投稿例
「残クレでiPhoneにしたら月のスマホ代が前より安くなった。賢い選択だったかも。」
■ 残クレのメリットと注意点
▼ メリット
- 月々の支払いが安く済む
- 常に最新モデルを持てる
- 大手キャリアの保証・サポートが手厚い
▼ 注意点
- 本体を返却しないと“残価の一括請求”が来る
- 返却には「キズなし」「故障なし」が条件(減額リスクあり)
- 利用年数を超えると支払いが割高になる可能性あり
- SIMフリーモデルや格安SIMとの併用は難しい場合も
■ 結局、残クレiPhoneは“アリ”なのか?
残クレ型購入は、「iPhoneを一時的に“借りる”」感覚に近いです。
以下のような人に向いています。
◎ 向いている人
- 毎年または2年ごとに買い替える人
- 一括購入や長期ローンに抵抗がある人
- キャリアのプログラムに加入している人
× 向いていない人
- 壊したりなくしたりしやすい人
- 1台を5年以上使いたい人
- SIMフリーで格安運用したい人
■ おわりに
「iPhoneは高級品」だったのは過去の話。
いまや、**「月4,000円で借りて2年ごとに更新する」**という、サブスク的な使い方が当たり前になりつつあります。
残クレiPhoneの流行は、スマホが“所有から利用”の時代に入った証拠。
もちろん向き不向きはありますが、賢く使えば節約にもつながります。
気になった人は、ぜひ一度キャリアショップやオンラインでシミュレーションしてみてください。