2025年7月10日夕方、関東南部は線状降水帯の直撃が予測されています。
特に危険なのが東京都北部〜東部を流れる荒川。もし荒川が氾濫したら、鉄道・道路・住宅など広範囲に甚大な被害が及びます。

この記事では、

  • 荒川氾濫時に東京で想定される被害
  • 荒川沿いの各区・市町村での避難所・避難ルート
  • 避難時のポイント・過去の事例

…を具体的にご紹介します。


1. 荒川が氾濫した場合、どこがどうなる?

◆ 想定浸水エリアと深さ

◆ 交通・ライフラインへの影響

  • JR・地下鉄・都電:橋梁や高架下が冠水し、運休・大幅遅延
  • 道路・首都高:冠水による通行止め発生
  • ポンプ場・水道・電力:浸水でポンプ停止、断水・停電の可能性あり

2. 荒川沿いの避難所・ルート詳細(区別)

🔹 荒川区

🔹 足立区

🔹 北区

🔹 板橋区

  • 荒川氾濫「防災段階」に応じて指定避難所あり(板橋第十小など多数) 板橋区公式サイト

🔹 他区(葛飾・江戸川区等)


3. 避難時の3つのポイントと実例

🪧 ◉ 避難レベルの目安を知ろう

  • レベル3(高齢者等避難):家族と協力して早めに避難
  • レベル4(避難指示):全員速やかに避難所へ移動
  • **荒川水位観測所(岩淵水門など)**の情報で決断 北区役所

🎒 ◉ 非常持ち出し袋は“暮らせる”レベルで

  • 飲料水3日分、非常食、ライト、携帯充電器、携帯トイレ
  • 高齢者やペットがいる家庭は、個別用品も準備

👣 ◉ 徒歩避難ルートは事前確認&家族で共有

  • Google マップ+区の洪水マップで浸水区域を避けたルート設定
  • 避難所到着までに20〜30分以内を目安に

4. 過去の体験談:帰宅しながら気づいた「出口がない」恐怖

2019年台風19号で荒川水位が急上昇した際、
荒川区在住の女性は涙ながらにこう語りました:

「駅から自宅へ向かう道路が冠水。バスも来ず、家族とも連絡取れず。初めての“出口がない”恐怖を味わった…」

このような体験談が示すのは、「水害は日常を突然奪う」こと。早めの判断と行動が命を守るカギだということです。


✅ 最後に:今すぐできる3STEP備え

  1. 洪水マップと避難所を確認して、避難先とルートを定義
  2. 非常持ち出し袋を準備・点検(家族構成に応じて)
  3. 気象情報・雨量・荒川水位の3つを注視し、早め避難判断

関連リンク

  • [東京都 洪水ハザードマップ一覧(都建設局)]
  • [国交省「重ねるハザードマップ」]
  • [荒川区避難所一覧]
  • [足立区避難場所PDF]
  • [北区高台避難場所一覧]

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