台風5号、東京にも接近中!その影響は?

2025年7月現在、日本列島に接近中の台風5号(コンパス/KOMPASU)は、フィリピン近海で発生したあと、沖縄や九州を経由し、関東地方へも影響を及ぼす見込みです。特に東京都心では、7月15日〜16日頃にかけて暴風雨のピークを迎える予想となっており、以下のような具体的な影響が懸念されています。


① 交通機関への影響:帰宅ラッシュと重なる恐れ

東京都内を走るJR、地下鉄、私鉄各線では、強風による遅延や運休の可能性が高まっています。

  • 具体例:過去の台風(2022年の台風15号)では、山手線や中央線が強風で間引き運転され、帰宅ラッシュ時に新宿駅や東京駅が大混雑しました。
  • 今回も同様の事態が想定され、駅構内の混乱や通勤・通学への影響が予測されます。

また、羽田空港発着の国内線・国際線の欠航も既に一部発表されています。台風が接近する7月15日午後以降のフライトには注意が必要です。


② 大雨による都市型水害のリスク

東京では「短時間に大量の雨が降る」ことで、下水道が排水しきれずに浸水する都市型水害が近年増加しています。

  • 具体例:2023年の台風による豪雨では、板橋区や中野区の低地エリアで道路冠水が発生し、車が水没する被害が出ました。
  • 特に注意が必要なのは神田川流域・目黒川流域・荒川沿いです。中小河川の急激な増水により、短時間で氾濫危険水位に達する可能性があります。

👉 最新のハザードマップで自宅周辺の危険性を今一度確認しておきましょう。


③ 強風による倒木・停電リスク

今回の台風5号は、中心気圧980hPa前後と比較的強い勢力で、東京でも最大瞬間風速30m/s以上の暴風が予想されています。

  • 具体例:都内では以前、台風による強風で世田谷区や調布市などで倒木が相次ぎ、幹線道路が一時通行止めとなったことも。
  • 電柱や送電線へのダメージで広範囲の停電が発生するおそれもあります。特に木造住宅やマンションの上層階では窓の飛散や雨漏りにも注意が必要です。

④ 生活への影響:買いだめと物流の遅延

台風接近の予報を受け、スーパーやコンビニでは水・カップ麺・電池・ガスボンベなどが品薄になりつつあります。

  • 具体例:2021年の台風では、東京23区の多くのスーパーで、台風当日にレトルト食品やパンが売り切れ、物流の滞りで翌日も棚が空のままという事態に。
  • 宅配便やネット通販も集荷・配達停止になる可能性があるため、早めの備えが重要です。

⑤ 荒川の氾濫・ライブカメラチェックも有効

台風の豪雨により、荒川の増水や氾濫リスクも無視できません。荒川区・足立区・江戸川区などのゼロメートル地帯では、浸水の危険性が特に高くなります。

  • 荒川の最新の水位状況は、以下のライブカメラで確認できます:

👉 国土交通省 荒川ライブカメラ一覧


今すぐできる5つの備え

  1. モバイルバッテリーの充電
  2. 食料・水の確保(最低3日分)
  3. ベランダの飛ばされやすい物の撤去
  4. 避難所や避難経路の確認
  5. 情報源(NHK、気象庁、自治体LINE等)の登録

まとめ:東京に住む私たちも、台風対策は他人事じゃない

東京は大都市でありながら、台風への備えが個人レベルでは不十分なケースも少なくありません。しかし、「台風は地方の問題」という油断が、都市型災害の被害を大きくする要因になります。

今回の台風5号は、進路次第では「首都圏の生活基盤」に深刻な影響を与える可能性を秘めています。早めの備えと冷静な情報収集が、被害を最小限に抑えるカギです。


📌 今後も最新情報に注目を!
進路予報や雨雲レーダーは気象庁や民間天気アプリでも逐次更新されています。SNSの誤情報に惑わされず、信頼できる情報源を活用してください。

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