今年の東京はついに最高気温が40度に迫る異常な猛暑を記録しています。そんな中、クールビズといっても未だにスーツ通勤を強いられている会社員は少なくありません。しかし、連日の通勤だけで体力を奪われ、オフィス到着後に体調不良を訴える人が急増しているのをご存じでしょうか?その多くは熱中症の初期症状と考えられます。


なぜスーツ通勤が危険なのか?

スーツは元々ヨーロッパ発祥の衣服であり、日本の高温多湿な気候に適していません。炎天下でスーツを着て歩くことは「サウナの中で運動している」のと同じ状態とも言えます。特に都内の駅や電車内は人が密集し、体感温度はさらに上昇します。

実際、ある30代の会社員男性は次のように語っています。

「駅まで歩くだけで汗だくになり、オフィスに着いてから頭痛と吐き気がして早退しました。病院では軽度の熱中症と言われ、点滴を受けました」

このように、通勤時の暑さ+発汗+水分不足が組み合わさることで、出勤後に熱中症症状が表れるケースが増えています。


出勤後に現れる熱中症のサイン

熱中症は屋外だけでなく、冷房の効いたオフィス内でも発症するのが特徴です。主な症状は以下の通りです。

  • 強いだるさや疲労感
  • めまい、立ちくらみ
  • 頭痛、吐き気
  • 集中力の低下、判断力の鈍り

特に、**「出勤後に体調が急に悪くなる」**場合は、通勤中に熱中症が進行していることが多いのです。


具体例:東京都内のケース

  • 大手町のオフィス街では、朝9時の時点で37度近い気温を記録し、スーツ姿で歩くビジネスパーソンが続々とコンビニで経口補水液を購入している姿が見られます。
  • 新橋駅前の会社員が、エレベーターに乗る前にふらついて座り込む姿を見かけるのも珍しくありません。

都内の救急搬送データによると、熱中症搬送者の約4割が**「通勤・勤務中に発症」**しているという報告もあります。


どう対策すべきか?

  1. 通勤時はできるだけ軽装に
     ノーネクタイ・ジャケット持ち歩きが基本。インナーは吸汗速乾素材がおすすめ。
  2. 出勤前にしっかり水分・塩分補給
     水だけでなく、スポーツドリンクや経口補水液が効果的。
  3. 早めの涼しい時間に出勤
     フレックスタイム制や時差出勤があるなら積極的に活用。
  4. オフィスに着いたらまず体温を下げる
     冷房の風が当たる席や、冷却タオルの使用も有効。

まとめ:熱中症は「通勤中の見えないリスク」

40度に迫る猛暑日が当たり前になりつつある東京では、スーツ通勤はもはや健康リスクそのもの。出勤後の体調不良は「ただの疲れ」ではなく、熱中症の警告サインの可能性があります。企業側にも柔軟な服装規定やテレワーク推進など、社員の命を守るための対応が求められていると言えるでしょう。


このままでは「スーツ通勤=命がけ」となる日も近いかもしれません。あなたは明日、どう通勤しますか?

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