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2025年8月14日23時17分頃、静岡県中部を震源とする地震が発生しました。
震源の深さは約20km、地震の規模(マグニチュード)はM3.9と推定されています。最大震度3を静岡県で観測しましたが、この地震による津波の心配はありません。

揺れの範囲と体感例

最大震度3を観測したのは静岡市葵区や駿河区、焼津市など。これらの地域では「グラッと横揺れが数秒続いた」「本棚の小物がカタカタ鳴った」といった声がSNS上に多数投稿されました。震度2程度の揺れは藤枝市や島田市、静岡県西部の一部でも観測されています。

深夜という時間帯だったため、多くの人が布団の中で揺れを感じ、「スマホの緊急地震速報アプリが鳴って目が覚めた」という事例もありました。幸い、消防や自治体への被害報告は現時点で確認されていません。

静岡県中部と地震の関係

静岡県中部は、日本列島の中でも地震活動が比較的活発な地域のひとつです。フィリピン海プレートとユーラシアプレートの境界に近く、南海トラフ地震の想定震源域にも隣接しています。
今回の地震規模はM3.9と小さく、被害の心配はほとんどありませんが、過去には似た規模の地震が短期間で複数回発生した事例もあります。特に2011年や2016年には、震度3前後の地震が数日おきに起こり、防災意識の高まりにつながりました。

今回の地震から学べること

  • 夜間でも即座に安全確保:就寝中は特に判断が遅れやすく、家具転倒やガラス割れの危険を避けるために、枕元に懐中電灯やスリッパを置いておくと安心です。
  • 余震や別の地震への警戒:今回の地震が単発で終わるとは限らず、規模の小さな地震が連続する場合もあります。
  • 地域の防災情報の確認:静岡県では各市町が公式LINEや防災アプリで地震情報を配信しているため、登録を済ませておくと迅速な情報入手が可能です。

静岡県中部は、南海トラフ巨大地震の被害想定区域でもあり、小規模な地震であっても「もし大きな揺れが来たら」と考えるきっかけになります。今回のような無被害の地震を、防災対策を見直す良い機会とすることが重要です。

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