8月18日夜に連続発生した地震

8月18日午後9時57分頃と午後11時12分頃、東海地方を中心に震度2の揺れを観測する地震が相次ぎました。震源は静岡県西部付近と愛知県東部付近で、いずれも震源の深さは10km前後と浅く、地震の規模(マグニチュード)はM3~M4程度と推定されています。

一見すると小さな地震ですが、「南海トラフ巨大地震の前兆ではないか」とSNSや地域住民の間で不安の声が広がっています。


南海トラフ地震との関連性は?

気象庁は「今回の地震と南海トラフ地震の直接的な関連はない」と発表しています。しかし、歴史を振り返ると 南海トラフ地震の前にも中小規模の地震が相次いだ記録 が残されています。

  • 1944年 東南海地震(M7.9) の前には、三重県沖や愛知県内で小規模な地震が複数回発生していた記録。
  • 1946年 南海地震(M8.0) の直前にも、四国や紀伊半島で群発的な地震が確認されていた。

こうした過去の事例から、「震度1~2の地震でも無視できない」と考える専門家もいます。


地域住民の不安の声

今回の地震を受け、SNSには次のような投稿が目立ちました。

  • 「立て続けに揺れて怖い。南海トラフが来るのでは…」
  • 「夜遅くの地震で眠れない。避難グッズを見直そうと思う」
  • 「震度2程度でも続くと不気味。何かのサインなのか」

特に、静岡県や愛知県、岐阜県といった地域は南海トラフ巨大地震の想定震源域に近く、住民の不安は大きいといえます。


防災意識を高めるタイミングに

今回の小規模な地震が南海トラフの直接の前兆であるかは分かりません。しかし、防災の観点からは「備えを確認する良い機会」です。

  • 非常用持ち出し袋の点検(飲料水・食料・モバイルバッテリー・懐中電灯)
  • 避難経路の確認(夜間でも移動できるルートを把握)
  • 家族間の連絡手段の取り決め(災害用伝言ダイヤルやLINE安否確認など)

南海トラフ巨大地震は今後30年以内に 70~80%の確率で発生 と予測されており、日頃の準備が生死を分ける可能性があります。


まとめ

8月18日夜に静岡県・愛知県・岐阜県などで相次いだ震度2の地震は、規模は小さいものの住民に大きな不安を与えています。気象庁は南海トラフとの直接的な関連を否定していますが、過去には巨大地震の前に小規模な揺れが続いた事例もあり、無視はできません。

「前兆かどうか」ではなく、今できる備えを一人ひとりが確認するタイミング と捉えることが大切でしょう。

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