1. 自民党:高市人気で「絶対安定多数」すら射程に

序盤調査で最も際立ったのは、自民党の底堅さです。公示前勢力(198議席)を大幅に上回り、単独過半数(233議席)をうかがう勢いであることが分かりました。

  • 高市首相の「顔」で復調: 一時は裏金問題で沈んでいた自民党ですが、高市首相の掲げる積極的な経済政策と力強い安全保障観が、保守層だけでなく無党派層の一部も引き戻しています。
  • 絶対安定多数(261議席)の壁: すべての常任委員長を独占できる261議席に届けば、高市政権は極めて強固な基盤を手に入れ、予算案や法案の成立が盤石になります。

2. 中道改革連合:新党効果が「空振り」の危機

「立憲と公明が組めば政権交代も夢ではない」……そんな期待で船出した**「中道改革連合」ですが、現実は極めて厳しい状況です。公示前(旧両党計167議席)から議席を大幅に減らす見通し**となっています。

  • 「1+1が2にならない」現実: 立憲支持層の一部が「公明との合流」に反発して離反し、逆に公明支持層(創価学会)の票も、立憲出身候補への投票に慎重になっているという「ミスマッチ」が各地で起きています。
  • 党名浸透の遅れ: 略称の「中道」がまだ有権者に馴染んでおらず、先日の「AI・読経」政見放送が話題にはなったものの、実際の票に結びつくまでの信頼構築には至っていないとの分析です。

3. 参政党・チームみらい:比例区で「第3極」を奪い合う勢い

大政党が苦戦・独走する一方で、特定の熱烈な支持層を持つ政党が比例区で躍進する兆しを見せています。

  • 参政党が大幅増か: 小選挙区では苦戦が目立つものの、比例区では10議席以上を狙える位置につけています。自民党を「生ぬるい」と感じる右派層の受け皿となっています。
  • チームみらいの初議席: SNS戦略を駆使する「チームみらい」も、都市部を中心に支持を広げ、衆院での初議席獲得を視野に入れています。

4. 表:2026年衆院選 序盤情勢予測まとめ

政党名序盤情勢の評価注目ポイント
自民党優勢単独過半数を大きく上回る勢い。高市政権の信任へ。
中道改革連合苦戦公示前勢力を割り込む公算。党内ガバナンスが課題。
日本維新の会伸び悩み関西以外での拡大にブレーキ。中道勢力との差別化に苦慮。
国民民主党横ばい〜微増独自の「手取りを増やす」政策が一定の支持。
参政党躍進比例で議席大幅増。右派層の組織化に成功。
チームみらい躍進比例で初議席を狙う。若年層のSNS票を集約。

まとめ:日本政治は「多党化」と「自民回帰」の二極化へ

今回の調査結果を読み解くと、有権者は「不確かな新党(中道)」よりも「安定した政権(自民)」、あるいは「尖った主張(参政・みらい)」を求めているという構図が浮き彫りになりました。

中道改革連合がここから「逆転の巻き返し」を見せるには、野田・斉藤両代表が「AI」と言われるほど冷静な姿から一歩踏み出し、有権者の熱量に火をつけるような具体的な生活再建策を打ち出せるかにかかっています。

2月8日の投開票日に向けて、浮動票がどこへ流れるのか。政治の季節は、これからが正念場です。

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