1. 終盤情勢の衝撃:森下氏が「横一線」から一歩前進

序盤から「横一線」の激戦が続いていた宮城4区ですが、2月に入り各メディアの情勢調査で**「森下千里氏が安住淳氏をわずかにリード」**という結果が相次いでいます。

  • 森下千里氏(自民): 自民支持層の8割以上を固め、特に69歳以下の現役世代や女性層で圧倒的な支持を集めています。高市早苗首相の直系として「強い日本、強い地域再生」を訴え、浮動票の取り込みに成功しています。
  • 安住淳氏(中道): 強固な石巻の地盤に加え、中道支持層の9割以上を固めていますが、党の共同代表として全国を飛び回る時間が長く、**「地元不在」**の隙を突かれている形です。

2. 「安住王国」に何が起きているのか? 逆転の3つの要因

かつては2万票以上の差をつけていた安住氏が、なぜこれほどの苦戦を強いられているのでしょうか。

① 高市政権の「追い風」と森下氏の「浸透」

高市首相が掲げる積極的な地方支援策や「食料品消費税ゼロ(時限付)」などの公約が、物価高に苦しむ被災地の有権者に響いています。森下氏はこの3年間、石巻に住民票を移して地域活動に専念しており、「タレント候補」というイメージを完全に払拭。「地元の顔」として定着しました。

② 「中道改革連合」への戸惑い

立憲民主党と公明党が合流して誕生した「中道改革連合」に対し、保守寄りの旧公明支持層や、逆にリベラル色の強い旧立憲支持層の一部で「何の一致もない野合ではないか」という冷ややかな視線が生まれています。これが安住氏の集票にブレーキをかけています。

③ 若年層の「世代交代」要求

SNSを積極的に活用する森下氏に対し、安住氏はベテランゆえの「安定感」はあるものの、変化を求める20代〜40代の有権者からは「新しい感覚を持つ代表を」という声が上がっています。


3. 両陣営の最終戦略:勝敗を分けるのは「塩竈・黒川」か

宮城4区は、安住氏の牙城である「石巻エリア」と、人口流入が続く「塩竈・多賀城・黒川エリア」で支持傾向が分かれます。

エリア安住氏の動向森下氏の動向
石巻・女川圧倒的な知名度で守り抜く構え。漁協や地元企業を丁寧に回り、切り崩し。
塩竈・多賀城陣営本部を塩竈に置き、組織戦を強化。街頭活動を集中させ、無党派層を奪取。
富谷・黒川人口増の若年層への浸透が課題。世代交代と子育て支援策でリード。

4. 有権者の声:「実績」か「変化」か

街頭では、「震災復興を引っ張ってくれた安住さんを切るわけにはいかない」という恩義の声がある一方で、「いつまでも同じ顔ぶれでは街が変わらない。森下さんの熱意にかけたい」という変化を望む声も交錯しています。


結論:最後は数千票差の「鼻差」勝負へ

21日の公示以来、かつてない熱気に包まれている宮城4区。安住氏が意地を見せて王国を死守するのか、それとも森下氏が歴史的な金星を挙げ、高市政権のシンボルとなるのか。

2月8日の夜、日本中の注目がこの東北の激戦区に注がれます。

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