年2回、社員全員で決める「給与会議」 意識変化、働きがいアップも

決算書類を見せるから、給与は自分たちで決めて――。化粧品販売と美容室経営を手がける「エコノワ」(岐阜市)は、社員全員が参加する「給与会議」で、給与と経営目標を決めるユニークな働き方改革を進めている。社員の定着率が上がり、「働きがい」にもつながっているという。

年2回、社員全員で決める「給与会議」 意識変化、働きがいアップも(朝日新聞デジタル) – Yahoo!ニュース

この取り組みはどうなんでしょうか。
結論として長続きしないと思います。
根本的に経営者に対する信頼がありませんから。
全社員で給料を決めたら逆に退職者が増えると思いますよ。
給料が上がる社員と下がる社員。
それは全社員で決めたこと・・・なんか恐ろしくないですか?
今は、大企業になるほど業績は好調で、株価もバブル期以降の最高値を記録しています。
とは言っても30年も前の基準と比べてもどうかと思います。
でも、平成初期の頃のバブルと今の雰囲気は全く違います。
当時はまだ終身雇用があって、経営一家といった文化がありました。
だから会社が儲かれば、社長は家族同様の社員に儲かった分給料を還元していました。
山一証券が倒産したときに社長が言った「社員は悪くないんです」の一言は、この国の経営者としての最後の言葉だったかもしれません。
男女雇用機会均等法が制定され、派遣法が改正され、社員は家族からモノになりました。
だから、どんなに会社が景気が良くても社員には還元されません。
モノだから。

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