人間関係のリセットは必要か――突然SNSから消える「人間関係リセット症候群」の対処

「人間関係リセット症候群」という言葉を知っていますか? 衝動的に全ての人間関係をバッサリ切ってしまう行動のことで、正式な病名ではないものの、精神面における(「現代病」)の一つと言われています。 LINEやSNSで特定の相手をブロックするのではなく、自分のアカウントごと削除、電話番号を変えるなどし、すべての人間関係をシャットアウト。繰り返しやすく、デメリットが大きいのに衝動を止められない…自分が、または身近な人がこのような状態になった時、どうすればいいのでしょうか。

人間関係のリセットは必要か――突然SNSから消える「人間関係リセット症候群」の対処法(テレ東プラス) – Yahoo!ニュース

今の世の中は、SNSをはじめとしたコミュニケーションツールによって、繋がりすぎてはいないでしょうか。
それもスマホになって、購入した時点で意識することなく常時接続の状態ですから。
スマホが普及する前の常時接続といったら携帯電話くらいしかなかったと思います。
しかも音声通信。
それが、スマホが普及し始めた頃から、常時接続が普通の状態になってしまいました。
ネットワーク接続がパソコン中心だった頃は、パソコンを立ち上げて、ネットワークに接続して初めてオンライン状態になったのですから、今とは全く状況が違いました。
そして今や生活の中心にスマホがあって、SNSを介してのコミュニケーションが当たり前になってしまいました。
メッセージは瞬時に伝えられ、しかも既読かどうかもわかってしまいます。
でもそれってすべてが人の都合なんですよね。
それを煩わしく思う人がいてもおかしくありませんし、また、若い頃と、大人になってからの繋がり方の距離感も違ってきます。
いつまでも若い頃と同じような繋がりを維持することはできません。
それがデジタルだと自分でなんとかしないと永遠に続いてしまうんですよね。
かつての年賀状なんかは、返信を怠ってしまえば、普通は翌年の年賀状は来なくなったりします。
人間関係をリセットするとまではいきませんが、そこそこ自然に、気が付かないうちに音信不通になっていくものでした。
そのプロセスもデジタルは可視化してしまうので、人間関係リセット症候群などという現象が炙り出されてしまったのではないでしょうか。

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