羽生結弦さんの離婚報告で考えるべき、過剰報道と誹謗中傷の「負のスパイラル」

羽生結弦さんが11月17日にSNS上で離婚報告を行い、大きな波紋を呼んでいます。

8月に結婚報告を行ったばかりでの離婚報告という背景もありますが、やはり最大のポイントは、羽生さんが離婚報告の中で、お相手や本人の親族、関係者に対して「誹謗中傷やストーカー行為、許可のない取材や報道がなされています」と告白している点でしょう。

羽生結弦さんの離婚報告で考えるべき、過剰報道と誹謗中傷の「負のスパイラル」(徳力基彦) – エキスパート – Yahoo!ニュース

SNSの影響で行き過ぎた誹謗中傷が日常化しているようです。
かつては、メディアをマスコミが独占していましたから、個人による誹謗中傷には限界がありました。
ところが一人一台、もしかしたらそれ以上に個人がスマホを所有している時代です。
それも常時接続が当たり前の環境に。
気軽に多くの情報にアクセスできるし、大量の情報が押し寄せてきます。
そして多くの人の注目を集めたくて投稿する文化が根付いてしまいました。
当然、投稿はエスカレートするし、常に新たな切り口で様々な解釈がなされ、拡散していきます。
SNSはその投稿がいかに再生表示されるかを競うゲームではありますが、その情報に接する人のスタンス次第で大きく方向性が変わってしまい、時には凶器になってしまうことさえあります。
特に、本音と建て前をうまく使い分けて生きている日本人にとって親和性の高さがこのような事態を引き起こしているのかもしれませんね。
あくまでも本音と建て前ですから、そこを見分けられない人が増えてしまって、このような結果になってしまったのは残念です。

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