「初動に人災」「阪神の教訓ゼロ」 能登入りした防災学者の告白

初動に人災の要素もある――。防災研究の第一人者で、石川県の災害危機管理アドバイザーも務めてきた神戸大名誉教授の室崎益輝さん(79)は、能登半島地震の初動対応の遅れを痛感しています。自戒の念もこめて、今、伝えたいこととは。

「初動に人災」「阪神の教訓ゼロ」 能登入りした防災学者の告白 [能登半島地震]:朝日新聞デジタル (asahi.com)

教訓を活かすことができないのは、学者も、政治家も、官僚もみんな一緒で誰も悪くありません。
何度も災害が発生していますが、常に世代が入れ替わっているので、みんな初めてなんです。
そもそも教訓を活かすことなんてできるのでしょうか。
いつも災害は他人事・・・
今は、毎日ふつうに生きているのも精いっぱいの状況で誰も余裕がありません。
誰も他人をかまっている余裕がない。
事実上、いつ起こるかわからない防災に割り当てるリソースがこの社会にはありません。
社会に余裕がない・・・
自分の身は自分で守るしかないのも、それなりの事情があります。
最初の2週間は自力で生きていけるだけの備蓄をするよう周知されていますが、ほとんどの人が実際は備蓄していないですよね。
みんないっしょ。
特に大きな災害になるほど、初動体制を構築するのも時間が必要です。
非常事態ですから優先順位をつけて、臨機応変に対応して前に進めるしかありません。
行政も避難所の確保、今後のあり方など目には見えませんが想像を超えるスピードで対応しているのもよくわかります。
あの規模の対応は民間では不可能ですから。
こういう時くらいはノーサイドで、足の引っ張り合いはしないでほしい。

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